生成AIモデル「Claude 2」とは?使い方やChatGPTとの違いについても解説

ChatGPTの登場以来スタンダードになった生成AIモデルですが、「Claude 2」というものをご存知でしょうか?Claude 2は2023年10月に日本でも利用できるようになり、特定のタスクにおいてはChatGPTよりも性能が高いと現在注目を集めています。

Claude2の名前は聞いたことがあるものの「Claude 2はChatGPTと何が違うの?」と疑問に思っている方も多いでしょう。この記事ではClaude 2の概要や特徴、料金、ChatGPTとの違い、使用方法などについて詳しく解説します。

Claude 2(クロード2)とは

Claude2

Claude 2とは、OpenAIの元社員が設立したAIスタートアップ企業であるAnthropic社によって開発されたAIチャットボットです。Claude 2は2023年7月にリリースされたバージョンで、日本でも2023年10月から利用できるようになっています。

ChatGPTに匹敵する性能をもつことから、ChatGPTのライバルのような位置付けです。

Claude 2(クロード2)の特徴

高い注目を集め、利用者が増えているClaude 2には、主に次のような特徴があります。

1

多数のプロンプトを処理できる

Claude 2は一度に最大10,000トークン、単語に換算すると約75,000単語と、多数のプロンプトの処理ができます。膨大な量の論文なども一度に扱えるため、作業を効率化することが可能です。

2

安全性の高い回答を出力する

生成AIにおいてはハルシネーション(AIが事実にもとづかない情報を生成する現象)が懸念されますが、Claude 2は前のバージョンと比較して回答の安全性が約2倍も向上しています。他社のAIチャットボットと比較しても精度や信頼性の高さが期待できます。

3

プログラミングや数学のスキルが高い

Claude 2は高度なプログラミングスキル、数学スキルを有しています。Anthropicの報告によると、Claude 2はPythonのコーディングテスト「Codex HumanEval」において71.2%のスコア、数学問題集「GSM8k」では88%のスコアを獲得しています。このスキルにより全体的な性能が大幅に向上しているのです。

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インターネットには接続できない

Claude 2は自己完結型として設計されているため、リアルタイムでインターネットに接続して情報を検索することはできません。しかし、2023年初頭までのデータでトレーニングされているため、比較的最近の情報を反映した回答が可能です。

Claude 2(クロード2)の料金について

Claude 2には、無料プランと有料プランがあります。それぞれの概要を説明します。

無料プラン

無料プランでは、特定の制限が設けられていますが、基本的なチャット機能や文書処理機能を利用することが可能です。公式サイトから利用したり、PoeやSlack、Vercel AI Playgroundなどの特定のプラットフォームを通じて利用したりできます。

有料プラン

有料プランの「Claude Pro」の料金は月額20ドルです。有料プランでは無料プランの使用制限が大幅に緩和され、次のような機能が提供されます

  • 無料プランの5倍のメッセージ送信量

  • 混雑時の優先アクセス

  • 新機能への早期アクセス

    Claude 2(クロード2)の使用方法

では、実際にClaude 2の公式サイトからClaude 2を使用する方法について解説します。これから使ってみたいと考えている方は、ぜひ参考にしてください。

Claude 2の登録方法

まずは会員登録が必要なため、以下の手順で行いましょう。

  1. Claude 2公式サイトにアクセスし、登録方法としてメールアドレスもしくはGoogleアカウントを選択します。

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  2. 電話番号を入力して認証を行います。

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  3. 名前を入力して利用規約に同意すると、Claude 2が利用できるようになります。

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Claude 2の使い方

会員登録が完了したら、実際にClaude 2を使ってみましょう。

  1. 入力フォームから質問したいことなどを入力し、Start Chatボタンをクリックすると送信されます。
    what is Claude ai

  2. 自然な文章で回答を得ることができます。

    Claude2

    Claude 2の制限について

    Claude 2を利用するにあたり、各プランの制限について理解しておくと効率的に利用できます。それぞれ詳しく紹介しますので、参考にしてください。

    無料プランでの制限

    無料プランでは使用範囲に制限があります。たとえばPoeを使用する場合、ユーザーは1日に30回までしか使用ができません。また、1日に利用できるトークン数が数千から数万トークンに制限されることがあります。一般的な使用方法では問題ありませんが、大量のデータ処理が必要な場合は不足する可能性もあるでしょう。長文の文書要約やデータ分析が必要な場合は有料プランを検討することがおすすめです。

    有料プランでの制限

    有料プランでは無料プランの5倍の使用量が提供されるため大幅に制限が緩和されますが、それでも制限があることは注意しておきましょう。新しい会話を始めると改めて内容を処理するために使用量を消費してしまいます。なるべく会話の流れを続ける、一度に複数の質問をする、などを心がけると有効に使えるでしょう。

    Claude 2のセキュリティについて

    Claude 2に限らず、AIモデルの活用にはセキュリティリスクが存在します。トラブルを避けるためにも、想定されるリスクについて理解しておきましょう。

1

ハルシネーション

ハルシネーションは、AIが実際には存在しない事実やデータを生成する現象です。これは、AIが学習データの偏りや不完全性によって誤った情報を創造してしまうことが原因となります。Claude 2ではこのリスクを最小化するために高品質な学習データと先進的なアルゴリズムが使用されていますが、完全に防ぐことはできません。ユーザーはAIによって提供された情報を鵜呑みにせず、ファクトチェックを行うべきです。

2

情報漏えい

Claude 2を含め生成AIモデルを利用する際、情報が外部に漏れるリスクがあります。Anthropic社はセキュリティ対策を施し、データの取り扱いには最大限の注意を払っていますが、100%安全性が保証されるわけではありません。とくに個人情報や企業の機密情報など、重要性の高い情報の入力には注意が必要です。

3

著作権などの権利侵害

Claude 2はインターネット上のさまざまなデータを学習材料として使用するため、生成されるコンテンツが著作権や商標権を侵害する可能性があります。とくに、公開されているテキストや画像などを無断で学習に用いることで、無意識に著作権で保護されたコンテンツを侵害してしまうかもしれません。これに対処するためには、生成されたコンテンツが著作権に抵触していないかを確認し、必要に応じて権利所有者から許可を得る必要があります。

Claude 2とChatGPTの違い

では、AIチャットボットとしてもっとも有名なChatGPTとClaude 2はどういった点で違うのでしょうか?ここでは、Claude 2とChatGPTの具体的な違いについて解説します。

1

トークンの処理能力

Claude 2は最大100,000トークン(約75,000語)のテキストを処理できることが特徴です。これにより、長文の要約や複雑なデータセットの解析が可能となります。一方でChatGPT(GPT-3.5およびGPT-4モデル)は、一度に処理できるトークン数がそれぞれ4,096トークンと32,768トークンに制限されています。これはClaude 2に比べると少ないため、より長い文書を一括で扱うには限界があります。

2

ファイルアップロード

Claude 2はファイルのアップロード・読み込み機能がデフォルトで搭載されています。複数のファイルを同時に扱うことも可能です。ChatGPTではプラグインや外部ツールを使用しない限り、ファイルのアップロード・読み込み機能をサポートしていません。プラグインの設定など、多少の手間がかかります。

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学習データの新しさ

Claude 2は2023年初頭までのデータにもとづいて訓練されているため、比較的最新の情報を反映しています。ChatGPTのデータは2021年まで(GPT-3.5の場合)または2022年まで(GPT-4の場合)の情報にもとづいています。これはClaude 2よりもやや古い情報をもとにしていることになります。

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インターネットへのアクセス

先にご紹介したとおり、Claude 2はインターネットへアクセスができず、学習したデータに基づいた回答を行います。一方でChatGPTは有料プランであればブラウジングができるため、リアルタイムでの情報検索が可能です。

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安全性とエラーの発生率

Anthropic社はClaude 2を設計する際に、有害な応答を出力しないように細心の注意を払っています。ChatGPTも安全性の向上には努めていますが、ハルシネーションが問題となることも多いです。

Claude 2の実際の活用例

では、Claude 2は日常生活やビジネスにおいてどのように活用できるでしょうか?ここでは、実際の活用例を4つ紹介します。

膨大なテキストの効率的な要約

会議の議事録や長文の報告書など、情報量が膨大なテキストを素早く解析し、重要な部分をピックアップして要約することが可能です。これにより、時間を節約しながら必要な情報を簡潔にまとめられます。

意思決定のサポート

Claude 2を活用して企業の財務状況や市場分析のデータを迅速に解析することで、戦略的な意思決定を効率化できます。人の手では難しかった大量のデータ解析が可能になるため、スピードだけでなくより精緻な判断ができることもメリットです。

専門書の解析

専門的な知識が要求される文書やマニュアルを、Claude2が迅速に解析し、要約や翻訳を行うことができます。これにより、専門用語が多い文書でも理解しやすくなり、知識のアップデートに役立ちます。

プログラミングのサポート

Claude 2は高度なプログラミングスキルが搭載されているため、コードの作成やエラーチェックに活用できます。非エンジニアの場合でも、どのような動作を実現したいか入力すれば、簡単にコード作成が可能です。

NottaとClaudeを連携

Nottaは最新のAIモデルを活用した音声自動テキスト化サービスです。音声をスピーディかつ高精度にテキスト化する機能を提供し、要約まで行います。

Nottaは2024年4月にClaude 2の最新バージョンである「Claude 3」に対応しました。Claude 3はこれまでよりも精度と効率性が高く、長い文章や複雑な会話にも優れた処理能力を発揮します。これにより、Nottaの要約機能はスピードと精度が大幅に向上しています。

たとえば会議の際にNottaを起動して音声を録音すれば、リアルタイムで文字起こしが開始されます。話者の特定や句読点の挿入なども自動で行うため、ユーザーはメモを取る必要がありません。録音を停止したあとはわずか数分でテキストが完成し、Claude 3による要約も完了します。作業を大幅に効率化し、高い精度で要点をまとめられます。

Claude 2に関するよくある質問

最後に、Claude 2についてよくある質問をまとめます。

1

Claude 2はいつ登場?

Claude 2は、Anthropic社によって開発された大規模言語モデルで、2023年7月にリリースされました。2023年10月16日には、日本語を含む多言語に対応しています。

2

Claude 2とClaude 3の違い

Claude 3は最新のバージョンで、Claude 2よりも全体的な性能が向上しています。長い文章や複雑な会話に対して、さらに優れた処理能力を発揮することが特徴です。またClaude 2はテキスト入力のみをサポートしていましたが、Claude 3 は画像入力もサポートしています。

3

Claude 2の有料版と無料版の違い

有料プランでは無料プランの5倍の使用量が提供されます。またトラフィックの多い時間帯の優先アクセスや、新機能への早期アクセスなどが特典として利用できます。

ChatGPTに匹敵する性能をもつClaude 2を試してみよう

Claude 2は、Anthropic社によって開発されたAIチャットボットです。知名度の高いChatGPTに匹敵する性能をもち、ライバル的な位置付けとして注目されています。Claude 2は無料プランも提供されているため、ぜひ一度試してみてはいかがでしょうか。

また、音声自動テキスト化サービス「Notta」では、Claude 3による要約機能を提供しています。非常に高い精度とスピードで要約ができるため、ぜひ作業を効率化するためにNottaの利用も検討してみてください。

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