「SNSや記事に使う画像を作りたいけれど、デザインツールが苦手」「理想のイメージをうまく形にできない」といった悩みを抱える方は多いのではないでしょうか。

しかし、Microsoftの生成AI「Copilot(コパイロット)」を使えば、テキストを入力するだけで高品質な画像を自動生成できます。難しい設定も不要で、無料で利用可能です。

本記事では、Copilotで画像を生成する方法やデバイス別の使い方、理想の画像を作るためのプロンプトのコツを詳しく解説します。著作権や商用利用の注意点、有料版の違いまでカバーしているので、ぜひ参考にしてください。

Copilotの画像生成機能とは?無料で使える?

Copilotの画像生成機能をイメージした、AIと人の協働を象徴するカラフルなブロック構成

Microsoftが提供するAIアシスタント「Copilot(コパイロット)」には、テキストから画像を自動生成できる機能が備わっています。「かわいい猫のイラストを作って」「青空の下で犬が走っている写真風の画像を生成して」などと入力するだけで、AIが内容を理解し、最適なビジュアルを数秒で作成してくれます。

このように、Copilotは文章作成や情報検索だけでなく、SNSの投稿内容や資料の作成、デザインラフなど、クリエイティブな業務にも活用できる万能AIです。特別なソフトの導入は不要で、Webブラウザやスマホアプリからすぐに始められます。

Copilotの画像生成は無料?回数制限はあるの?

Copilotの画像生成機能は、Microsoftアカウントさえあれば無料で利用できます。ただし、1日に生成できる回数には上限があり、無料プランではおおよそ15回程度までが目安です。上限に達すると「制限に達しました」というメッセージが表示され、翌日まで待つ必要があります。

一方で、有料版の「Microsoft 365 Premium(月額3,200円)」プランでは、画像生成回数に制限はなく、処理速度も高速化されます。さらに、Office製品と連携してPowerPointやWord上で直接画像を生成することも可能です。

無料版でも十分に利用可能ですが、業務や制作で多くの画像を生成する場合は、有料プランの方が効率的に作業を進められるでしょう。

Copilotが使用している画像生成AIモデルは?

Copilotの画像生成は、OpenAIが開発した「DALL·E 3」という最新のAIモデルを採用しています。DALL·E 3は、テキストのニュアンスを深く理解し、複雑な構図や自然な質感を表現できる点が特長です。日本語の指示にも対応しており「明るい雰囲気で」「水彩画風に」などの表現も的確に反映します。

さらに、著作権や倫理的な観点にも配慮されており、人物やブランド名などを含む不適切な画像が生成されにくくなっています。これにより、安全かつ高品質な画像生成を、誰でも安心して利用できるのがCopilotの強みです。

Copilotで画像生成できるデバイスと環境

スマートフォンとPCでCopilotを使い画像生成を行う様子

Copilotの画像生成機能は、Windows・Macのデスクトップアプリ、スマートフォンアプリ、Webブラウザなど、ほぼすべてのデバイスで利用できます。Microsoftアカウントでサインインすれば生成履歴も自動で同期されるため、パソコンで作成した画像をスマートフォンで保存・共有することも可能です。

ここでは、それぞれの利用環境における手順を紹介します。

Windows・Macのデスクトップアプリでの利用手順

Windows 11では、タスクバー右端にある「Copilot」アイコンから直接起動できます。クリックすると画面右側にチャット画面が表示され、下部の入力欄に「青空の下を走る犬の写真風の画像を生成して」などのプロンプトを入力するだけで画像生成が可能です。

Macの場合は、Microsoft Edgeやアプリストア経由でCopilotアプリをインストールすれば、同様の手順で利用できます。

Web版との違いは、アプリ内でよりスムーズに操作できる点と、生成した画像をそのままローカルに保存できる点です。ブラウザを開かずに画像生成を完結させたい場合に便利でしょう。

スマートフォンアプリ(iPhone/Android)での利用手順

スマートフォンでも、専用アプリ「Microsoft Copilot」をインストールすれば簡単に画像を生成できます。アプリを起動し、Microsoftアカウントでログイン後、チャット画面の入力欄に生成したい画像の内容を入力するだけです。

生成した画像は、そのままスマートフォンに保存したり、SNSやクラウドに共有したりすることもできます。外出先でも手軽に使える点がスマートフォンアプリの魅力です。

Microsoft Edgeのサイドバーからの利用手順

EdgeブラウザにはCopilotが標準搭載されており、画面右上の「Copilot」アイコンをクリックするだけで起動できます。サイドバーにチャット画面が開いたら、他のサイトを見ながらプロンプトを入力できるため、ブラウジング中でも画像生成が可能です。

たとえば、ブログ記事を作成しながら「記事の内容に合うアイキャッチ画像を作って」と指示すれば、離れたタブを開かずに即座に画像を取得できます。Web制作や情報収集と同時進行したい場合に特に便利な方法です。

Microsoft Designerの利用手順

Microsoft Designerは、Microsoftが提供するデザイン作成ツールで、AIを活用してプレゼン資料やSNS投稿、広告バナーなどのビジュアルを簡単に作成できるサービスです。Microsoft Designerにアクセスすれば、Copilotと同じDALL·E 3モデルを使って、より詳細なカスタマイズができます。

Designerでは1回の指示で4枚の画像が生成され、好みの画像を選んでダウンロードできます。さらに、文字入れや色味調整などの簡易編集機能も備わっており、Copilotで作った画像をそのままデザイン素材として仕上げることも可能です。

プレゼン資料やSNS投稿用の画像を作り込みたい場合には、Microsoft Designerを活用すると効率的です。

画像生成の手順|初心者でも迷わないステップ

付箋にアイデアを描きながら作業する人の手元とノートパソコン

Copilotで画像を生成する手順はとてもシンプルです。ここでは、初めてCopilotで画像生成に挑戦する人でもスムーズに使えるよう、実践的なステップを紹介します。

まずは簡単なプロンプトを試す

Copilotに初めて画像生成を依頼する場合は、短く・具体的に・一文で完結する指示から始めるのがおすすめです。たとえば以下のようなシンプルなプロンプトでも、十分に高品質な画像を作ることができます。

・夕暮れの海辺を歩く女性のイラストを作成してください。

・都会の夜景を背景にした写真風の画像を生成してください。

・コーヒーショップのロゴを作ってください。

まずは思いついたイメージをそのまま伝え、Copilotがどんな画像を返すのかを確認してみましょう。完成した画像を見ながら、「もう少し明るく」「人物を増やして」など追加の指示を出すことで、より理想に近づけられます。

プロンプトの作り方を相談する

どんな言葉で指示すればいいかわからないときは、Copilot自身に相談してみましょう。Copilotは、プロンプト作成のアドバイスも得意です。

たとえば「カフェで働く女性のイラストを作りたいけど、どんなプロンプトにすればいい?」と質問すると、Copilotが「カフェのカウンターで笑顔の女性が接客しているアニメ風の画像を生成して」など、より効果的な指示例を提案してくれます。

この方法を使えば、プロンプトの組み立て方を学びながら、徐々に自分で適切なプロンプトを作成できるようになるでしょう。

複数回の対話で精度を上げる

Copilotの強みは、チャット形式でやり取りを重ねながら精度を上げられる点です。一度の生成で完璧な画像を作るのは難しいため、次のように少しずつ調整していきましょう。

  1. まずはざっくりとした指示で画像を生成する

  2. 生成結果を見ながら、「背景を明るく」「人物を中央に」など追加指示を出す

  3. 気に入った画像ができたら保存する

Copilotは直前の会話を記憶しているため、修正やリクエストを続けるほど理想の仕上がりに近づきます。「違う構図でもう1枚作成して」「もう少し温かみを出して」といった指示を段階的に出すことが効果的です。

「厳密モード」を活用する

Copilotには、出力精度を高めたいときに便利な「厳密モード(Precise Mode)」があります。通常モードでは会話のテンポや自然さを重視しますが、厳密モードに切り替えると、より正確に指示を反映した画像を生成することが可能です。

切り替えはチャット画面上部のモード選択から行えます。「詳細な構図を再現したい」「テキストやロゴを正確に入れたい」といった場合に特におすすめです。

厳密モードは、生成精度を上げたいときの“最後のひと押し”として活用するとよいでしょう。

どんな画像が作れる?ジャンル別プロンプト実例集6選

Copilotで画像生成のプロンプトを入力している人の手元

Copilotでは、リアルな写真風の画像からアニメ調、ロゴ、絵画風デザインまで、あらゆるジャンルの画像を生成できます。ここでは、用途やスタイル別に実際のプロンプト例を紹介しますので、ぜひ試してみてください。

リアル・高品質な写真風の画像

現実の写真のように高精細な画像を作りたい場合は、被写体・アングル・照明・画質を具体的に指定するのがポイントです。特に「リアルに」「高解像度で」「自然光で」などのキーワードを加えると、質感のある仕上がりになります。

・夕方の公園で子どもが風船を持って歩いている様子を、リアルな写真風で生成してください。逆光でオレンジ色の光が差し込んでいるイメージで。

・木漏れ日の中でコーヒーを飲む女性をリアルな質感で描いてください。柔らかい自然光で撮影したように。

Copilot画像生成プロンプト実例1

Copilot画像生成プロンプト実例2

構図や光の表現を追加するだけで、まるでカメラで撮影したかのような理想に近いクオリティに仕上がりやすくなります。

ブログやSNSで使えるイラスト・アニメ風の画像

ブログやSNSのアイキャッチに使うなら、アニメ調・イラスト調・漫画風など、柔らかい印象の画像が効果的です。Copilotはスタイル指定(「ピクサー風」「ジブリ風」「絵本風」など)にも対応しています。

・カフェでノートパソコンを使う女性を、ジブリ風のアニメタッチで描いたイラストを生成してください。

・夜空を見上げる少年をピクサー風のアニメ調で作成してください。温かい色合いで。

Copilot画像生成プロンプト実例3

Copilot画像生成プロンプト実例4

「アニメ風」だけでなく、具体的な作品名や雰囲気を指定することで、トーンや色味が安定します。SNSの世界観を統一したいときにも最適です。

Webサイトや資料に使えるロゴ・アイコン

Copilotでは、ブランドロゴやアイコン風デザインも生成可能です。ただし、文字の認識はまだ完全ではないため、「ロゴとして」「シンプルな」などの表現で方向性を示すのがコツです。

・“COFFEE BASE”というカフェのロゴを作成してください。ブラウンとベージュを基調にした、シンプルでモダンな円形デザインで。

・青を基調にしたクラウドサービスのロゴ風アイコンを生成してください。シンプルで近未来的な印象に。

Copilot画像生成プロンプト実例5

Copilot画像生成プロンプト実例6

細部の調整はMicrosoft Designerと組み合わせることで、より完成度を高められます。

独自のアート・油絵・水彩風画像

油絵や水彩画のようなアート作品風の画像も、Copilotならプロンプトひとつで生成可能です。「油絵風」「水彩風」「抽象画風」など、テクスチャや画法を明示すると、質感のある表現が生まれます。

・森の中に差し込む朝の光をテーマにした水彩画風の画像を生成してください。柔らかい色合いで、幻想的な雰囲気に。

・花瓶に活けた花を油絵の筆致で表現してください。少しレトロな雰囲気で。

Copilot画像生成プロンプト実例7

Copilot画像生成プロンプト実例8

このジャンルは、デジタルアートやポスター、プレゼン資料の背景などにも応用できます。

商品写真やフラットデザイン素材

ECサイトや資料制作でよく使う商品写真・フラット素材も、Copilotで生成可能です。余計な背景を避けたい場合は「白背景」「シンプルな構図」「フラットデザイン」などの指定を加えましょう。

・白背景で、木製のマグカップを真正面から撮影したような商品写真を生成してください。

・フラットデザイン風で、PC・スマートフォン・クラウドを組み合わせたシンプルなアイコン素材を作成してください。

Copilot画像生成プロンプト実例9

Copilot画像生成プロンプト実例10

これらの画像は、Webページのパーツやプレゼン資料の挿絵としても活用できます。

ファンタジー・CG風の画像

映画やゲームのような世界観を作りたい場合は、CG風・ファンタジー風・SF調の指定が効果的です。構図・ライティング・世界観を細かく書くほど、迫力あるビジュアルが生まれます。

・夜空に浮かぶ未来都市をテーマにしたCG風の画像を生成してください。青と紫を基調に、光が反射する近未来的な雰囲気で。

・ドラゴンが山頂に立つファンタジー風の風景を生成してください。霧がかった幻想的な空気感で。

Copilot画像生成プロンプト実例11

Copilot画像生成プロンプト実例12

背景や登場人物、光の質感まで細かく指定することで、ゲームコンセプトアートのような完成度に仕上がります。

理想の画像を生成する!プロが使うプロンプトのコツ5選

黒板に描かれた吹き出しと電球

Copilotで画像生成を重ねると、細部へのこだわりも出てくるものです。ここでは、思い描いた通りの画像を作るために役立つプロンプトのコツを5つ紹介します。

英語プロンプト作成で精度を高める

Copilotは日本語でも十分高精度ですが、もともと英語圏向けに開発されたため、英語のプロンプトの方が細かいニュアンスを正確に理解してくれます。思ったような構図やスタイルにならない場合は、次のように試してみましょう。

  1. 日本語でプロンプトを書く

  2. 「この内容を英語のプロンプトにして」とCopilotに依頼する

  3. 提案された英文をそのまま入力する

たとえば「森の中で読書している女性のイラストを作りたい」と入力すると、Copilotが

「An illustration of a woman reading a book in the forest, gentle morning light, soft color tones.」といった自然な英語のプロンプトを提案してくれます。

英語が苦手でも、Copilot自身を翻訳アシスタントとして使えば問題ありません。

画像の構図・スタイルを詳細に指示する

Copilotは、明確なイメージを言葉で伝えるほど正確に反映してくれます。特に以下の3つを意識して書くと、完成度が大きく向上します。

  • アングル(構図):「上から見下ろす」「被写体を中央に」など

  • 色彩(トーン):「暖色系」「モノクロ」「ビビッドカラー」など

  • テクスチャ(質感):「マットな質感」「ツヤのある金属風」など

たとえば、上記を組み合わせた以下のようなプロンプトなら、意図に近い画像を得やすくなります。

夕暮れの街並みを上空から見下ろした構図で。暖色のネオンが反射するリアルな質感で。

リファレンスを活用して完成度を上げる

Copilotでは、参考画像(リファレンス)を添えて依頼することで、より狙い通りの構図・色味・雰囲気を再現できます。たとえば「この画像の構図を参考にして」「この色合いをベースにして」など、手持ち画像やリンクを提示すると、AIがスタイルを解析して類似のビジュアルを生成します。

・この画像のような構図で、朝焼けの空を背景に変更して

・このロゴの雰囲気を保ちながら、“AI Tools”という文字を入れて

リファレンスを活用すると、言葉だけでは伝わりにくいトーンの違いを補えるため、ブランドデザインや資料制作などでも非常に有効です。

プロンプト診断を依頼する

作ってみた画像がいまいちだったときは、単にやり直すのではなく、Copilotに原因を分析してもらうのもおすすめです。

たとえば以下のような質問を投げかけると、Copilotがプロンプトの改善案を提案してくれます。

・このプロンプトを改善して、より自然な画像を作れるようにして

・この画像の構図をもっと映画的にするには、プロンプトにどんな要素を足すべき?

修正の理由を説明してくれることも多く、プロンプト設計の学びにもつながります。

厳密モードは細部を調整したい時に使う

厳密モード(Precise Mode)は、単に精度を上げるための設定ではなく、構図や要素を固定したまま細部を調整したいときに便利です。たとえば、同じ構図で「背景だけ変えたい」「色味だけ違うバリエーションを出したい」場合などに活躍します。

使い方の例は以下の通りです。

  1. 通常モードで構図のベースを作る

  2. 厳密モードに切り替えて「色だけ変更」「背景を夜景に」とリトライする

これにより、同一トーンの画像を複数パターン生成できるため、資料やサイトデザインの統一感を出すのにも役立ちます。

Copilotで生成した画像の著作権と商用利用の注意点

ノートパソコンのキーボード上に置かれた警告コーン

AI画像は自由度が高い一方で、著作権や倫理面の取り扱いを誤るとトラブルに発展する可能性もあります。ここでは、Copilotで生成した画像を安全に使うために知っておきたい基本的なルールを整理します。

生成した画像は商用利用できる?著作権はどうなる?

Copilotで生成した画像は、個人・商用どちらでも利用可能です。Microsoftの利用規約では、ユーザーがCopilotを通じて生成したコンテンツ(画像やテキストなど)の使用権はユーザー本人に付与されると明記されています。つまり、ブログ、SNS、広告素材、プレゼン資料など、営利目的の用途でも問題ありません。

また、企業向けには「Copilot Copyright Commitment」という保証制度が提供されています。これは、Microsoft 365やAzure OpenAI Serviceを通じてCopilotを使用する企業が、著作権侵害を理由に第三者から訴えられた場合、Microsoftが法的な補償や防御を行うというものです。

ただし、この保証が適用されるのは法人向けプランでの利用時に限られます。個人の無料版・Web版で生成した画像は、商用利用自体は可能でも、Microsoftによる法的サポートは対象外です。特に広告や商品パッケージなど、広く公開・販売される用途では、念のためリスク確認を行いましょう。

画像生成時に避けるべきプロンプト

Copilotでは、AIの安全な運用を目的として、特定のテーマや表現を含むプロンプトは自動的にブロックされる場合があります。以下のような内容は、生成を試みてもエラー表示になるか、別の画像に差し替えられる可能性があります。

  • 実在の人物(特に著名人)の名前を指定する

  • ポルノ・暴力的・差別的な内容を含む

  • 他社ブランド名やキャラクター名を含む

  • 政治的・宗教的な主張を含むもの

これらは著作権や肖像権、社会的倫理の観点から制限されています。とくに商用利用を前提とする場合は、生成内容が他者の権利や社会的配慮を侵害しないかを必ず確認しましょう。曖昧な場合は、プロンプトに「実在の人物に似せず」「オリジナルキャラクターとして」と補足するのが安全です。

画像が生成できない・エラーになる時の対処法

Copilotで画像生成がうまくいかないときは、以下の3点を確認してみましょう。

  1. プロンプトが制限ワードを含んでいないか

実在人物名・商標名・暴力的な語句などが含まれていると生成がブロックされます。

  1. 利用回数の上限に達していないか

無料プランでは、1日に生成できる回数が約15回までという制限があります。

  1. 通信環境やサインイン状態に問題はないか

Microsoftアカウントがログアウトしていたり、ネットワークが不安定な場合にも生成が停止します。

それでも解消しない場合は、ブラウザを再読み込みするか、Microsoft Designerで同じプロンプトを試すのも有効です。Designerの方が生成処理が安定しているケースも多く、調整や再生成がしやすい場合があります。

さらに効率化する!Copilot画像生成の応用的な使い方

Microsoftのロゴ入りカップとノートパソコンで作業する人

Copilotの画像生成機能は、無料でも十分使えますが、有料プランや新世代のCopilot環境を組み合わせることで、作業効率や表現の自由度をさらに高めることができます。ここでは、実務レベルでの活用に役立つ応用的な使い方を紹介します。

Microsoft 365 Premiumは検討すべき?有料プランでできること

もともとCopilotには、無料プランに加えて上位の有料プラン「Copilot Pro」が用意されていました。このプランでは、画像生成回数の上限が緩和され、高速処理やOfficeアプリとの連携など、より高度なAI機能を利用できます。

そして2025年現在、このCopilot Proは「Microsoft 365 Premium」へと統合されています。Premiumプランでは、CopilotのAI処理能力がさらに強化され、画像生成の上限が撤廃されます。また、生成速度の高速化やPowerPointやWordなどのMicrosoft製品との連携が可能です。

具体的には次のような使い方ができます。

  • PowerPoint上で直接画像を生成し、スライドに自動配置

  • Word文書内の記述内容から挿絵を生成

  • Outlookメール用のヘッダー画像をAIで作成

業務でプレゼン資料やWeb素材を頻繁に扱う場合は、これらの機能を活用することで「検索→生成→挿入」までをワンストップで完結できます。月額3,200円という価格も、制作効率を重視するユーザーにとっては十分にコストパフォーマンスの高い投資と言えるでしょう。

Microsoft Designerとの連携で画像を編集・活用する

Copilotで生成した画像は、Microsoft Designerと連携することでさらに活用の幅が広がります。Designerでは、Copilotで作成した画像をそのまま読み込んで編集することが可能です。

たとえば、次のような使い方ができます。

  • テキストや装飾を追加してSNS投稿用に仕上げる

  • 色味や背景を調整してプレゼン資料向けに加工する

また、Designer上で直接「画像を再生成」することもできるため、Copilotで作った下書きをベースに、細部をブラッシュアップするような使い方にも最適です。

Microsoft 365 Premiumを利用している場合は、CopilotとDesignerの間でデータ連携がスムーズになるため、生成から編集・出力までを一貫して行うことができます。「Copilotで作る → Designerで整える」という流れを習慣化すれば、業務用のビジュアル制作を大幅に効率化できるでしょう。

注目:「Copilot+ PC」で画像生成はどう変わる?

2025年以降、Microsoftが推進しているのが新シリーズの「Copilot+ PC」です。これは、生成AIをローカル環境で動作させるための新しいハードウェア仕様で、AI処理専用チップ(NPU)を搭載しています。

Copilot+ PCを使うことで次のような変化が期待できます。

  • 画像生成の処理が最大10倍高速化

  • オフライン環境でも一部AI機能が利用可能

  • 生成履歴(Recall機能)で過去の作業をすぐ呼び出せる

これまでクラウド処理に依存していた画像生成が、端末側でも動作するようになり、作業レスポンスが格段に向上します。たとえば、プレゼン資料作成中にその場で数秒で画像を生成するといった作業スタイルが一般的になるでしょう。

まとめ|Copilotで効率的に理想の画像を作ろう

Copilotを使えば、デザインスキルがない人でも、テキストを入力するだけで高品質な画像を自在に生成できます。無料でも気軽に試せますが、有料プランを活用すればOffice製品との連携や高速生成も可能です。まずは今回ご紹介したプロンプトを参考に、画像を生成してみてください。

AIによる画像生成は、業務の「見せ方」を変えるだけでなく、時間やコストの削減にもつながります。さらに、会議やインタビューの内容を自動で文字起こし・要約ができるAIツール「Notta」 を併用すれば、情報整理からコンテンツ制作までをよりスピーディーに進められるでしょう。視覚と音声、両方のAIを活用して、あなたのアイデアをもっと自由に形にしてみましょう。

Nottaが選ばれる理由

Nottaが選ばれる理由は?

① 日本語特化のAIで業界トップの文字起こし正確率が実現、複数言語の文字起こしと翻訳も完璧対応

② 驚いほどの認識速度で文字起こし作業効率化が実現、一時間の音声データがただの5分でテキスト化

③ 国内唯一のGM・Zoom・Teams・Webex連携できるAI会議アシスタント、事前の日程予約から会議を成功に導く

④ AI要約に内蔵されるAIテンプレートで会議の行動項目、意思決定やQ&Aなどを自動作成
(カスタム要約テンプレートでインタビューや営業相談など様々のシーンでの効率化を実現)

⑤ 一つのアカウントでWeb、APP、Chrome拡張機能が利用でき、データの同期と共有はカンタン

decoration
decoration