
非エンジニアのためのCursor使い方 — 毎日の仕事を速くするAI活用術
業界トップの正確率で作業効率爆上げ!
非エンジニアでも、AIを使って日々の業務を大幅に効率化できます。本記事では、プログラミング知識がなくても始められる具体的ステップと、職種別の活用テンプレートを紹介します。Cursor(以下、Cursor)はAIと深く統合されたエディタで、チャットに要件を書くと文書の下書きや整形、要約、表の整理まで支援します。社内文書の作成、定型メールの自動化、表計算やデータ整形、Webリサーチの要約など、日常業務の延長で活用できます。
誰でもできる初期設定と基本操作
業務シーン別の即使えるテンプレート
失敗しないプロンプト(指示文)の作り方
セキュリティ・品質確認のベストプラクティス
「まず何からやればいい?」に最短で答えます。
Cursorとは:非エンジニアにとっての価値
Cursorの基本概念(非エンジニア視点)
Cursorは、AI(ChatGPTやClaude、GPT-5など)と深く統合されたエディタ(作業ツール)です。キーボードで文字を打つ環境に、AIが常駐して「文章の草案作り」「フォーマット整形」「ちょっとした計算式やスクリプトの生成」「データのクレンジング」まで手伝ってくれます。WordやGoogleドキュメント、Excel/スプレッドシートで分散していた作業を、Cursorの1カ所に集約してAIと一緒に進められるのが強みです。
エディタとAIが一体化:別アプリを行き来せず、同じ画面で指示→結果反映
使い慣れたファイル(Markdown/CSV/HTML/テキスト等)を扱える
生成内容の履歴を残し、繰り返し改善できる
料金プランの目安(簡易)
Hobby(無料):試用・学習に最適。まずはここから
Pro(個人向け):日常的にAIを使うなら。無制限のチャット/補完で安心
Teams(組織向け):プライバシーモード強制・管理機能(人事/法務でも安心)
Ultra:大量・高頻度利用のパワーユーザー
価格・機能は公式の「Pricing」を参照。小規模導入はHobby→Proの段階的移行がおすすめです。
まずはこれだけ:インストールと初期設定
手順(10分)
1.公式サイトからCursorをダウンロード(Windows/macOS/Linux)
2.起動してログイン(Google/メールなど)
3.UI言語とキーボードショートカットを確認
4.AIモデルを選択(迷ったら高速モデル→必要時に高精度モデルへ)
5.新規フォルダを作成(例:workspace-productivity)
初期設定のポイント
チャットの既定スタイル:丁寧・簡潔・要点先出し
保存形式:Markdown(.md)で統一すると再利用しやすい
プライバシー配慮:社外秘情報は貼らない、必要時はTeamsプラン検討
保存プロンプト:よく使う指示はテンプレとして保存し、@で即呼び出し
はじめての使い方:AIチャットとエディタをセットで使う
新規ドキュメントでの基本フロー(15分)
File > New FileでMarkdown(.md)を作成(例:月次報告ドラフト.md)
右側のAIチャットに要件を入力
目的:誰に何を渡す文書か
入力:素材(過去メール、数値、表、調査メモ)
出力:形式(見出し構成、表、箇条書き、文字数)
保存済みテンプレがあれば@で呼び出し(例:@議事録要約、@営業フォロー)
生成結果をエディタに挿入して保存
追記・修正を依頼(「第2章のトーンをカジュアルに」「600字→400字に要約」など)
小さく作って改善する「段階的生成」がコツ。1回で完璧を狙わず、3〜4往復で仕上げます。
チャット切替の目安
大きく話題が変わるとき(レポート→メール文面)
ファイルやプロジェクトが変わるとき
回答がブレてきたと感じたとき
保存プロンプト(テンプレ)と@呼び出し
何度も使う指示はテンプレ化して保存し、@入力で即呼び出し
使いどころ:議事録要約、営業フォロー、人事面談、CS返信、リサーチ要約
命名ルール:@部署_用途_トーン(例:@CS_返信_ていねい、@営業_フォロー_簡潔)
差し替え変数を明示:〔会社名〕〔日付〕〔担当者名〕などを角括弧で示し、漏れを防止
チーム共有:共通フォルダに集約し、毎月見直して精度と最新化を維持
業務シーン別テンプレート(そのまま使えます)
以下は非エンジニアの実務でよくある「面倒」を、Cursorで一気に解消するための具体例です。文章のカッコ内を自分の内容に置き換えて使ってください。
事務・アシスタント
文書フォーマット整形(議事録、稟議、報告書)
指示例:
「以下のメモを要約し、見出しH2/H3で整理。箇条書き中心で600〜800字。[メモ本文]」
スプレッドシート関数の作成
指示例:
「スプレッドシートで日付文字列2025/08/01をYYYY-MMに変換する方法を教えて。ExcelとGoogle両方の手順」
CSVクレンジング(重複除去・列正規化)
指示例:
「このCSVの重複行を削除し、電話番号を090-1234-5678形式に統一する手順を作って。作業のチェックリストも」
検索条件や置換ルールの作成(郵便番号・メール形式のチェック)
指示例:
「郵便番号の形式xxx-xxxxかを確認する方法と、誤りがある行の見つけ方を教えて」
マーケティング
ランディングページのセクション草案(文章ベース)
指示例:
「SaaSの無料トライアル用LPのヒーロー、機能、導入事例、CTAの見出し構成と本文案を作成。トーンは信頼感重視、各セクション200〜300字」
UTM付きURLの自動生成(表入力→一括)
指示例:
「この表のキャンペーン名と媒体名からUTMパラメータを作って、追記済みURLの列を出力」
リサーチ要約と骨子作成
指示例:
「次の3記事を要約し、共通の主張・差分・示唆を600字で。最後に見出し構成案を出して」
営業
定型メールの自動生成(新規問い合わせ、フォロー、日程調整)
指示例:
「以下の箇条書きを元に、ていねい・簡潔・返信誘導の3条件でフォローアップメールを作成。件名は30文字以内」
提案書アウトラインの作成(章立て・要約)
指示例:
「SaaS営業の提案書目次を作成。導入背景、課題、解決策、ROI、導入計画、FAQのH2/H3構成を提示」
顧客セグメント抽出(条件式・ピボット案)
指示例:
「売上CSVから、直近90日以内の購入がなく、平均注文額が1万円以上の顧客一覧を抽出する手順(関数/式)を提案」
人事・採用
職務記述書(JD)テンプレ作成
指示例:
「総務スタッフのJDを日本語で。ミッション、主な業務、必須/歓迎スキル、評価指標、応募プロセスをH2/H3で」
面談スクリプトと評価シート
指示例:
「カスタマーサポート候補者向けの1次面談質問リストを作成。評価項目を5段階でスコアリングできる表を付けて」
カスタマーサポート
FAQマクロ・回答テンプレ
指示例:
「以下のよくある問い合わせに対する、短・中・長の3パターン回答テンプレを作成。Zendeskマクロ形式も併記」
ログ要約と傾向分析(定性→テーマ化)
指示例:
「この1週間の問い合わせログを読み、主要テーマ・件数・代表事例・改善提案を表で整理」
企画・PM・コンサル
プロジェクト計画テンプレ(WBS/リスク/体制)
指示例:
「次の要件でWBS下書きを作成。タスク名、担当、所要日数、依存関係、リスクを表で。最後に重要マイルストーンを箇条書き」
意思決定の比較表(選定基準×候補)
指示例:
「ツール選定の評価軸(コスト、導入難易度、拡張性、サポート)で候補3案を比較。総合評価を数値化」
ガント/フローの構成案(文章ベース)
指示例:
「次のタスク一覧から、開始日・所要日数・依存関係を含む簡易ガントの構成案を文章で作成。節分けと重要マイルストーンも提示」
ミニ自動化:コード不要でできる「作業の手順化」
「少しの自動化」で業務効率は想像以上に高まります。特に毎日くり返すルーチン作業では、Cursorに自然言語で指示するだけで、ExcelやGoogleスプレッドシートといった誰でも使えるツール上の実行手順を自動生成できます。これにより、属人化しがちな「作業ノウハウ」を誰でも再現できる形に落とし込むことが可能になります。
代表的なやり方
Excel/Googleスプレッドシートの操作手順を作ってもらう
→ どの関数を使えばいいかも提案してくれるため、関数に詳しくない人でも安心。繰り返し作業をマクロ化する前の「試作ステップ」としても便利です。テキストの一括整形
→ 単純な置換だけでなく、「どう確認すれば抜け漏れがないか」というチェック手順もセットで得られるのがポイント。品質管理に役立ちます。メールや文書テンプレートの自動生成
→ 差し替え箇所を明示してくれるため、担当者が変わっても一定の品質を保ったまま利用可能。属人化防止にもつながります。作業チェックリストの自動生成(担当・締切付き)
→ タスク管理ツールに移す前段階として使えば、抜け漏れ防止と役割分担の明確化に役立ちます。
「少しの自動化」で大きく効率が上がります。Cursorに自然言語で「何をしたいか」を伝えると、Excel/スプレッドシートなど「身近なツールでの実行手順」を作ってもらえます。
指示の雛形(コピペでOK)
目的:何を自動化したいか(例:CSVの重複削除とフォーマット統一)
入力:どんなファイル/列/型か(例:name,email,phone)
出力:成果物(例:重複なしの一覧、エラーログ)
制約:環境(Windows/Mac)、利用可能アプリ(Excelのみ等)
テスト:小さなサンプルで試す
このようにフレームを決めて依頼すれば、曖昧な指示を避けられ、期待通りの結果を効率的に引き出せます。さらに、同じ指示フォーマットを社内で共有することで「標準化された依頼テンプレート」となり、誰が依頼しても同じ品質のアウトプットを得られるようになります。これは一人だけが理解している属人化を防ぎ、チーム全体の再現性を高める効果があります。
例:電話番号の表記統一(Excel/スプレッドシート)
現状の列名とサンプル数行を貼る(phone列など)
望ましい形式(例:090-1234-5678)を指定
手順と関数の提案を依頼(置換→形式統一→確認の順)
まず5行で試す → 問題なければ全体に適用
完了後に「桁数、ハイフン位置、空欄」などのチェック観点も提示してもらう
このプロセスを踏むことで、「作業を効率化する」だけではありません。一見単純なフォーマット統一でも、最初に小規模テストを挟み、チェック観点まで組み込むことで「エラーの早期発見」「品質の担保」「再利用可能なワークフロー化」につながります。つまり単なる時短ではなく、将来同じ課題が出てもすぐに使い回せる「小さな自動化資産」を蓄積できるのです。
プロンプト(指示文)のコツ:非エンジニア版
AIを効果的に活用するには、単に指示を出すだけでなく、目的や条件を整理して正確に伝えることが重要です。ここでは、非エンジニアでも実践できるプロンプト作成のポイントをまとめました。
明確に:目的・対象・出力形式・制約をセットで書く
AIは暗黙の前提を理解できません。誰に向けて、何を作りたいのか、どの形式で出力してほしいのか、文字数や文体などの制約も含めて明確に伝えることで、精度の高い出力を得やすくなります。
小さく反復:まず骨子→次に本文→最後に調整
度で完璧な文章を生成させようとすると、意図とずれた結果になることが多いです。まず骨子(アウトライン)を作らせ、内容を確認して修正し、次に本文を生成、最後に表現や長さを調整する段階的アプローチが効率的です。
評価軸を入れる:「丁寧だが長すぎない」「具体例を必ず入れる」
Iに求める文章の基準を明示すると、期待通りのアウトプットを得やすくなります。例えば「具体例を必ず入れる」と指定するだけで、抽象的な文章を避け、読み手に伝わる内容になります。
素材を構造化:箇条書き、表、番号の形で貼る
大量の情報や複雑な条件をそのまま渡すより、整理して構造化することで、AIが正確に処理できます。人間が確認する際も見やすく、修正や再利用がしやすくなります。
モデル切替:速さ重視→骨子、精度重視→仕上げ
同じAIでもモデルによって得意分野が違います。アイデア出しや下書き作成には速さ重視モデル、最終仕上げには高精度モデルを使い分けることで、時間と品質の両立が可能です。
悪い例と良い例
AIにどの程度具体的に指示を出すかで、生成される文章の質は大きく変わります。ここでは、実務でよくある失敗例と改善例を示します。
悪い例:「営業メール作って」
情報が少なく、汎用的な文章しか出力されません。良い例:「SaaSの無料トライアル申込後3日で未返信の見込み客に、フォローアップメールを作成。件名は30文字以内、本文は3段落、最後に2つの次アクションを提示。敬体、短く具体的に」
このように条件を明確化することで、実務でそのまま使える文章が返ってきます。
品質確認とセキュリティ:失敗しないための原則
AIは便利ですが、そのまま鵜呑みにすると誤情報やリスクが含まれることがあります。生成物を確認する習慣や情報管理のルールを持つことが重要です。
生成物は「下書き」としてレビュー:数値・固有名詞・日付を必ず検算
個人情報/機密情報の扱い:Teamsプランのプライバシーモードを検討
ログ/履歴管理:重要文書はバージョン名を付けて保存(例:_v1→_v2)
著作権/出典:引用は出典リンクを明記
実行系スクリプトはサンプルで安全確認→本番に適用
よくあるつまずきと対処
AIを使うときに陥りやすい問題を理解しておくと、作業効率が格段に上がります。トラブルの原因と簡単な対策を把握しておくことがポイントです。
回答が散漫:チャットを切替える、要件を箇条書き化
出力が長すぎる:文字数/段落数/見出し数を指定
数式や関数が合わない:利用アプリを明示(Excel or Google)
表示が崩れる:Markdownプレビューで確認、表は列数を減らす
モデル違い:下書きは高速モデル、最終は高精度モデル
この流れで、「Cursorを使えば速く正確に作れる」成功体験をチーム全員で共有できます。
FAQ:非エンジニアが気になるポイント
Q1. 英語で指示したほうが良い?
A. 一般に英語のほうが精度が高い場合があります。重要案件は英語で骨子→日本語に翻訳→最終調整の流れが安定します。
Q2. セキュリティは大丈夫?
A. 個人情報や未公開情報は貼らないのが基本。組織導入はTeamsでプライバシーモードを活用し、ガイドラインを整備しましょう。
Q3. どのモデルを使えばいい?
A. 下書き・要約は高速モデル、最終仕上げは高精度モデルに切替。処理が重い場合は分割して依頼します。
Q4. どのファイル形式が扱いやすい?
A. テキスト・Markdown・CSVが軽くて再利用しやすいです。長文はMarkdown、表はCSVで管理するとよいでしょう。
Q5. 社外提案書はそのまま出していい?
A. いいえ。正確性・トーン・権利関係を必ず社内レビュー。固有名詞と数値は二重チェックが必須です。
Q6. どこから導入すればよい?
A. 影響範囲が小さいテンプレ作成や要約から。成功体験後に自動化(GAS/VBA等)へ拡張しましょう。
Q7. 既存ツールとの連携は?
A. Gitや拡張機能との連携も可能ですが、非エンジニアはまず「文書作成」「表処理」「要約」から始めるのが最短です。
まとめ:Cursor使い方の核心
非エンジニアでもCursorを使えば、文書作成や表計算、データ整形、リサーチ要約などの業務を一つの画面で効率化できます。初期設定は簡単で、AIへの指示は目的や形式を明確にして段階的に生成するのがポイントです。よく使う指示はテンプレ化すれば、誰でもすぐに再利用可能です。事務や営業、マーケティングなど職種別テンプレートも充実しており、少しの自動化で作業スピードと品質を大幅に向上できます。生成物は必ずレビューし、個人情報や著作権に注意することで安全に活用できます。

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