VC「起業家100%向き合える面談」Notta実現。高度なセキュリティLPへの説明責任クリア

シードステージスタートアップへ投資行う独立系VC(ベンチャーキャピタル)ANRI。月50件以上にのぼる起業家との面談において、手書きメモによる抜け漏れ議論に集中できないこと課題となっており、このままでは重要意志決定にも影響与えかねない状況でした。 VC生命線である機密情報扱えるセキュリティレベル備えたツールは限られていましたが、堅牢セキュリティ充実サポート決め手にNotta導入しました。 メモから解放され対話に100%集中できる環境が実現し、面談の質が向上、起業家との対話そのもの「資産」として活用できるようになったと言います。 同社元島 勇太様に、Notta導入背景具体的な変化について詳しく伺いました。

メモ取り作業から脱却し、起業家100%向き合うVC本来姿へ

anri1ベンチャーキャピタリスト/マネージャー 元島勇太様


―― まず、Nottaを導入される前の議事録作成の状況と課題について教えてください。

Notta導入前は、会議や面談の議事録は担当者がPCで手入力してメモを取るのが基本でした。一部の会議のサマリーを社内に共有していたのですが、その作成作業だけで毎週1時間以上かかっていました。

一番の課題は、メモの「抜け漏れ」です。VCの業務は、起業家の方と深く対話し、事業の可能性や課題を一緒に考えることが本質ですが、どうしてもメモを取ることに意識が向いてしまう。

体感ですが、面談5件に1件くらいは、話に集中するあまり途中からほとんどメモが取れていない、ということも起きていました。あとから記憶を頼りにメモを補填するのですが、その作業にも週1時間ほど費やしており、本来やるべきリサーチや戦略決定などの業務時間を圧迫していました。


―― メモが不十分だと、業務にどのような影響が出るのでしょうか?

大きく2つあります。1つはコミュニケーションコストの発生です。「あの件はどうなっていましたっけ」と社内や起業家の方に再確認する手間が発生します。

Notta導入後の現在、月2~3回ほど録音やメモを見返しているため、以前はそれくらいの頻度で先方に聞き直していたことになります。相手の時間もいただいてしまい申し訳なく感じていました。

もう1つはより重大な問題で、面談の質そのものへの影響です。メモを取っているとどうしてもPC画面に目を落とす時間が長くなりますが、それでは起業家の方の表情や声のトーン、話しているときの熱量といった、言語化されない大切な情報、いわば”機微”を捉えきれません。

「今の説明、腑に落ちていないな」とか「この点には強い自信を持っているな」といった感覚は、相手としっかり向き合って初めて得られるものです。メモ担当者になってしまうことで、VCとして最も重要な「人を見る」という部分がおろそかになるリスクを常に感じていました。

VC生命線である「LPへのアカウンタビリティ」。信頼託せるセキュリティ絶対条件だった

―― 様々な課題があったのですね。ツール導入はどのように進められたのでしょうか?

いくつかのサービスについて評判を聞いた上で、海外の議事録ツールとNottaに絞り込んで比較検討しました。

このとき私たちが最も重視したのが「セキュリティ」で、ここがNotta導入の一番の決め手でした。

私たちベンチャーキャピタルは、LP(リミテッド・パートナー)と呼ばれる投資家の皆様から大切な資金をお預かりしてファンドを運営しています。私たちの手元にある面談記録や社内議事録は、未公開の事業計画や財務情報など、極めて機密性の高い情報の塊です。

万が一、これらの情報が漏洩すれば、投資先の事業に深刻なダメージを与え資産を毀損することになります。LPの皆様に対するアカウンタビリティ(説明責任)を果たせなければ私たちのビジネスは根幹から崩れてしまうため、ツール選定において、堅牢なセキュリティは絶対に譲れない条件でした。

その点、NottaはSOC2認証を取得しているなど、第三者機関による客観的な評価があり、安心して機密情報を預けられると判断しました。


―― セキュリティ以外に、Nottaを選ばれた決め手はありましたか?

2番目の決め手は「UI/UX」です。

私たちは「CIRCLE by ANRI」というインキュベーション施設を運営しており、投資先のスタートアップと同じフロアで壁もなく働いています。オフラインでの何気ない会話も含めた濃いコミュニケーションがお互いの理解を深め、起業家同士、あるいは私たちと起業家との間に起こる「健全な嫉妬」が成長に繋がると信じているからです。

CIRCLE by ANRIで面談を行うことも多く、起業家との面談は約3割、社内会議は約8割を対面(オフライン)が占めています。 

比較した他ツールはオンライン会議の録画・録音を前提としたものがほとんどで、オフライン対応では音声ファイルをアップロードする手間がかかります。

その点、Nottaはスマートフォンのアプリを使えば対面の打ち合わせでもすぐに録音と文字起こしを開始できます。画面収録機能も含め、実際の業務シーンでの使い勝手が具体的にイメージできたのが大きかったですね。

3番目は、日本での手厚いサポート体制への期待です。海外製のツールは困ったときに迅速なサポートが得られるか不安が残りますが、Nottaは日本市場に力を入れていると伺い、継続的なパートナーとして信頼できると感じました。トライアルをしてみたところチーム内でも使いやすいと好評でした。

面談向上し、起業家”機微”捉えられるように。AI要約情報共有文化生まれた

anri2

―― Notta導入後、どのような変化や効果がありましたか?

まず、課題であった議事録作成にかかる時間は大幅に削減されました。ですが、それ以上に大きな効果として感じているのが、情報共有の量と質が向上したことです。

もっとも活用しているのがAI要約機能で、多くの会議で文字起こしデータとセットで要約を生成し、社内に共有しています。

マイク環境によって部分的に文字起こしの精度が落ちることがあっても、AIが内容を補完してくれるので、会議の概要を短時間で正確に把握できます。おかげで以前は一部の会議に限られていたサマリー共有が当たり前のように行われる文化が生まれました。


―― 課題だった「面談の質」についてはいかがでしょうか?

劇的に向上したと感じています。メモを取る必要がなくなったため起業家の方の顔を見て話す時間が圧倒的に長くなりました。その結果、先ほどお話ししたような、言葉の裏にある意図や感情の機微に気づきやすくなったんです。

「この部分は、もう少し深く説明した方が良さそうだな」とか、「この提案はすごく響いているな」といった手応えを、以前より格段に感じ取れるようになりました。このことが、より的確な投資判断やより深い支援関係の構築に直接繋がっていると感じています。

未来から見て”ダサくない”選択を。本質的活動支える第2としてNotta活用

anri3左:ANRI株式会社 元島勇太様 右:Notta株式会社 COO 田村清人

―― Nottaに期待することがあればお聞かせください。

現在も非常に満足していますが、今後の期待としては、やはりオフラインでの文字起こし精度のさらなる向上ですね。会議室の環境やマイクとの距離によって精度が左右されることがあるため、ここが改善されると、さらに活用シーンが広がると思います。

PCだけでなく、専用マイク(Notta Bot)やスマートフォンアプリなど、多様な集音方法が用意されているのは心強いので、私たち自身もベストなセッティングを探りつつ、今後の進化を楽しみにしています。

―― Nottaを今後どのように活用していきたいですか?

ANRIでは、Nottaは仕事を代替するツールではなく「第2の脳」ととらえています。つまりリサーチのような定型業務はAIに任せ、ベンチャーキャピタリストは「どういう未来を実現したいか」というビジョンを発信したり、スタートアップ投資以外の活動を考えたりと、より多様で本質的な活動に時間を使うべきと考えているんです。

私たちは自らを「チェンジャーキャピタル」と呼び、起業家だけでなく研究者や学生など、社会の変革者(チェンジャー)を広く支援する活動にも力を入れています。

「未来から見て、ダサいことをしない」というのが私たちの信条です 。Nottaには、私たちがより本質的な活動に集中し、挑戦を続けるための最高のパートナーであり続けてほしいと期待しています。

ANRI株式会社
規模20-30名
業種ベンチャーキャピタル
取材対象者元島様
目的・効果
正確な記録、会話資産の活用
課題
  • メモを取ることに意識が向き、起業家と100%向き合うことができず、相手の表情や心の動きを見逃すリスクがあった

  • 5件に1件の割合でメモが追いつかず、後から内容を思い出すことに時間を割いたり、再度同じ質問をしてしまったりしていた

  • 出資者(LP)への説明責任により、録音や文字起しツールには機密情報を安全に扱えるセキュリティレベルが絶対条件で、簡単に導入できなかった

解決策
  • 高度なセキュリティと現場での利用にフィットしたUI/UXを両立する文字起こしツール「Notta」を導入

  • 全キャピタリストがNottaを活用し、会議や面談の内容を正確に記録・共有する体制を構築できた

効果
  • メモから解放され議論に集中できるように。起業家の表情や声のトーンなど、言語化されない機微を捉えられるようになり、議論の質が向上した

  • AI要約機能を活用し、会議のサマリー共有が定着。社内での情報共有の質と量が増加した

  • 「言った言わない」の確認が不要になり、起業家への負担軽減とスムーズな意思疎通が実現した

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