卒論で初めてインタビューを経験する人もいるのではないでしょうか。

事前準備からインタビュー中の注意点の把握、記録した内容のまとめ方など、やらなければならないことは多いです。

本記事では億劫になりがちな、卒論のインタビューを成功へ導く秘訣を紹介していきます。

ぜひ参考にして卒論の資料作成スピードを上げていきましょう。

卒論インタビューのやり方

インタビューは丁寧に段取りを考えておくのがとても重要です。

インタビュイー(回答者)に話してほしい内容をスムーズに聞くためには、余計な質問は避け、且つインタビュイーに気持ちよく話をしてもらう必要があるからです。

インタビュイーの経歴や現在取り組んでいることなど、インターネットで調べれば出てくる情報は事前に調査しておきます。インタビュイーも「しっかり私のことを調べてくれている」「やる気に溢れている」と感じてくれるでしょう。

インタビュー前後で考えておく段取りは以下のとおりです。

1.インタビューのゴールを設定

2.インタビュイーについて徹底的に調査

3.質問内容をピックアップする

4.質問の優先順位を決める

5.質問内容をインタビューに事前に共有する

6.インタビューを実施する

7.インタビュー内容をまとめる

さらに詳細にインタビューのコツやポイントを知りたい方は、以下の記事も参考にしていただければ幸いです。

インタビュー成功のコツは?心理学の知見を踏まえ上手な人の共通点を紹介!

1.インタビューのゴールを設定

まずはインタビューをしてどのような結果を得たいか明確にしておきましょう。

インタビュイーから得られた情報をもとにどのような発信をするか明確にしておけば、話の終着点を目指すために軌道修正がしやすいです。

インタビューの途中で話が長くなったり脱線したりしますが、本人も気がつかないまま話し込んでしまうと、欲しい情報を得られないまま時間が過ぎてしまうかもしれません。

2.インタビュイーについて徹底的に調査

冒頭でも紹介しましたが、経歴や現在取り組んでいることなど、インタビュイーの基本的な情報は事前に調査しておきましょう。

インタビュイーのことを事前に知っておけば、インタビュー時に肝心なことを聞く時間がなくなってしまうのも避けられます。

インタビュイーも事前に自分のことを知ってくれていると分かれば、気分が良くなり話がスムーズになるかもしれませんね。

3.質問内容をピックアップする

インタビューは相手に時間を割いてもらうため、無駄な質問は極力避けるのが大切です。

初めのうちは質問内容をすべて書き出し、その中から実際に使用する質問内容をピックアップしましょう。

1回1時間でインタビューをセッティングすることが多く、1時間のインタビューでは約10項目の質問にまとめるのがよいとされています。

4.質問の優先順位を決める

質問内容をピックアップしたあとは、質問する優先順位を決めておきましょう。

必ず聞いておきたいことは優先的に質問して、時間調整の関係で聞けなくなってしまっても問題ない内容に関しては優先順位を下げるなど工夫すれば、インタビュー時に慌てることもなくなります。

優先順位を下げる内容は、インタビュー後にメールなどでも聞けるものを選ぶのがおすすめです。

5.質問内容をインタビュイーに事前に共有する

作成した質問内容の構成は、事前にインタビュイーに共有しましょう。

インタビュイーも事前に室も内容を知れれば当日回答に困ることもなく、話したくない内容であれば事前に連絡をいただけます。

お互いの情報整理にも活用できるため、質問内容はインタビュイーと共有しておくのがおすすめです。

6.インタビューを実施する

インタビュー当日は緊張してしまうことも多いでしょう。

初めのうちはお互いの緊張をほぐすために軽い世間話から始めても良いですし、話すのに慣れているのであれば、どんどん話していきましょう。

その際は相手の反応をしっかり見て、話しにくそうな雰囲気を出していないか注意するのが大切です。

7.インタビュー内容をまとめる

インタビュー後は、インタビュー内容を原稿にまとめます。

原稿にまとめることで情報の整理にもつながり、始めに設定したゴールを達成できているか再確認できます。

インタビュー内容のまとめ方はいくつか方法がありますが、後述する文字起こしツールを利用する方法がおすすめです。

取材依頼とお礼メール例文3選

相手に依頼をするときやインタビュー後に送るメールでは、失礼のないように丁寧なメールを送りましょう。

相手の名前や役職、対象テーマを変える以外はコピペで使える例文を紹介します。

以降で紹介する例文以外にも、いくつかの状況に合わせた取材依頼メールの書き方を知りたい方は、以下の記事を参考にしていただければ幸いです。

【2023年版】インタビュー取材依頼|丁寧なメールの書き方および例文

1.面識がない相手で始めのメール(軽め)

件名:【取材依頼】〇〇研究に関する取材のお願い 〇〇大学 自分の名前

株式会社〇〇〇

(役職)〇〇〇〇様

突然のご連絡、失礼いたします。

〇〇〇大学〇〇部の〇〇と申します。

〇〇学科のゼミにて〇〇分野に関する研究を行っております。

貴社におかれましては、〇〇に関する研究に関する知見が深く先進的な取り組みをされているとお聞きしています。ぜひ〇〇分野でご活躍されている〇〇様に、その取り組みや現在の状況、今後の課題などをお伺いしたいと考えております。

つきましては、1時間程度のインタビュー形式にて、お話をお聞かせいただくことは可能でしょうか。

詳細については以下のとおりです。

  • 「取材内容」

  • 「取材目的」

  • 「取材希望日時」

  1. 〇月〇日(月)〇〇:〇〇~

  2. 〇月〇日(火)〇〇:〇〇~

  3. 〇月〇日(水)〇〇:〇〇~

  • 「取材希望場所」

  • 「取材方法」

  • 「予定時間」

  • 「謝礼」

ご多忙のところ恐縮ですが、ご検討いただけますよう、よろしくお願いいたします。

ーーー

署名(フルネーム、役職(学校名、学部名など)、連絡先(メールアドレスは必須)

ーーー

2.面識がない相手で始めのメール(フォーマル)

件名:【取材依頼】〇〇研究に関する取材依頼 〇〇大学 自分の名前

株式会社〇〇〇

(役職)〇〇〇〇様

拝啓 時下ますますご清栄のこととお慶び申し上げます。

突然のご連絡、失礼いたします。

私は〇〇〇大学〇〇部〇〇学科の〇〇ゼミにおいて〇〇分野に関する研究を行っております。

貴社におかれましては、〇〇に関する研究に関する知見が深く先進的な取り組みをされていると知りました。是非一度、その取り組みや現在の状況、今後の課題などをお伺いしたいと考えております。

つきましては、1時間程度のインタビュー形式にて、お話をお聞かせいただくことは可能でしょうか。

ご多忙の折まことに恐縮ではございますが、何卒ご検討賜りますよう、よろしくお願い申し上げます。

ーーー

署名(フルネーム、役職(学校名、学部名など)、連絡先(メールアドレスは必須)

ーーー

お礼メール 〇〇大学 自分の名前

件名:取材ご協力のお礼

株式会社〇〇〇

(役職)〇〇〇〇様

お世話になっております。

〇〇〇大学〇〇部〇〇学科の〇〇ゼミの〇〇です。

昨日はお忙しいところ長時間に渡る取材に協力いただきありがとうございました。

資料では得ることができない具体的なお話を伺うことができ、本研究における重要なデータを得ることができました。

早速〇〇様の取材内容を整理して論文に活用させていただきます。

取り急ぎメールにて恐縮ですが、取材ご協力の御礼申し上げます。

この度は誠にありがとうございました。

ーーー

署名(フルネーム、役職(学校名、学部名など)、連絡先(メールアドレスは必須)

ーーー

コツや注意事項

インタビューの際のコツや注意事項を紹介します。

  • メモは最低限に留めておく

  • 録音前にデータの取り扱いについて説明しておく

  • インタビューの始めと終わりをことばにして伝える

  • 自分で考えたことばを使う

  • 相手に時間を割いていただいていることを忘れない

メモは最低限に留めておく

インタビュー中は話を漏れなくメモしたいと思い、メモすることばかりに注意がいってしまうこともあります。

しかし大事なのはインタビュイーとの会話です。

メモは最低限に留めておき、会話に集中するのが大切です。

そのため、ボイスレコーダーなどを利用してインタビュー中の会話は録音しておくのがおすすめです。

録音前にデータの取り扱いについて説明しておく

インタビューを録音する際は、事前に録音したデータの利用目的や取り扱いについて説明をした上で、録音の許可を取りましょう。

話の中に社外秘の情報が含まれてしまっていることもあるため、データの取り扱いについては細心の注意を払う必要があります。

ボイスレコーダーだけでなくスマートフォンのアプリを利用した録音方法も増えています。ご自身に合ったツールを利用して効率よく進めていきましょう。

インタビューの始めと終わりをことばにして伝える

インタビュー前後では、世間話が混ざったり話が長くなったりすることが往々にしてあります。

インタビュイーに把握してもらうためにも、「これからインタビューを始めます」「インタビューは以上です」と明確に伝えましょう。

インタビュイーに始めと終わりを促すことで、話にメリハリもつけやすくなります。

自分で考えたことばを使う

質問内容を考えるのは慣れていないと大変であり、ついつい定型文を利用して構成しがちです。

定型文を参考にするのはとてもよいですが、可能な限り自分のことばに直して使うようにしましょう。

相手も定型文ばかりのインタビューでは気分を害してしまうかもしれません。

相手に時間を割いていただいていることを忘れない

インタビューは事前にしっかりと段取りを考えておき、当日はスムーズに進行できるように練習しておきましょう。

相手の時間をもらってインタビューをしていることを忘れずに、無駄のないやり取りができるよう心がけるのが大切です。

Nottaで卒論インタビューを文字起こし

Nottaがおすすめ

インタビュー後に録音データは文字起こしをしてテキスト化します。

しかし録音を聴きながらタイピングをするのは、慣れていないと大変な作業です。

一般的にタイピングで1時間の録音データを文字起こしするのにかかる時間は、慣れていない人だと6~8時間かかると言われています。

そこでおすすめなのが、文字起こしツールの利用です。

ここでは自動文字起こしツール「Notta」を紹介させていただきます。

「Notta」を使うメリット 

NottaのAIによる文字起こしや翻訳は精度が高く、スピーディーです。1時間のインタビューデータであれば、ものの3分で文字起こしが可能。

文字起こし後は画面上で直接修正が可能であり、タグをつけたり要約をお願いできたり多彩な機能を有しています。

58言語にも対応しているだけでなく、Web会議の文字起こし機能を使いZoomやGoogle Meet、Webexなどオンライン上でのインタビューも文字起こしができます。

「Notta」を使った文字起こしのやり方

Nottaには公式アプリもあり、アプリを利用して録音から文字起こしまでを一括で行えます。

今回はNottaアプリを使ったインタビューの文字起こしのやり方を紹介します。

1.アプリストアからNottaをダウンロードしてください

Nottaをダウンロード

2.画面中央の青い丸ボタンを押してください

青い丸ボタン

3.文字起こし方法を3つの中から選択できるので、「録音開始」を選択してください

「録音開始」を選択

4.録音した内容はリアルタイムで文字起こしされていきます

リアルタイムで文字起こし

5.録音を停止すると、タイトル入力欄が出てくるので入力します

タイトル入力欄

6.保存されたデータはクラウド上のファイルの中に保存されています

ファイルの中に保存

7.編集したいデータを選択し、編集画面内にある「編集」ボタンを押せばテキストを修正できます

「編集」ボタンを押す

上記手順により、簡単に録音から文字起こしまで行うことができ、そして編集も手間いらずです。

まとめ

卒論のために初めてインタビューを経験する人も多いのではないでしょうか。

インタビューは事前にしっかりと段取りを考えておくことがとても大切です。

無事インタビューが終了したあとも、文字起こし作業や原稿の作成には時間がかかります。

ツールの助けを借りて効率よく卒論を書くための資料を集めませんか。

ぜひ一度、自動文字起こしツール「Notta」を利用してみてください。

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いつでも、どこでも音声を文字にする。

Nottaは日本語に特化した国内最先端AI音声文字起こしツールです。

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