インタビュー取材メールの書き方

【2023年版】インタビュー取材依頼|丁寧なメールの書き方および例文

2023-01-055 mins

インタビュー取材の依頼をするメールは、インタビューの目的をはっきりと明記し、認識の相違がないように心掛けなければなりません。

相手に失礼がないように注意するのはもちろんのこと、掲載媒体、取材内容などを丁寧に伝

え、当日スムーズに行われるように準備を進めておく必要があります。

本記事では、メールの書き方から例文まで丁寧にお伝えします。

インタビュー取材のお願いメールの書き方

ノートパソコンを覗き込む段ボールの中の猫

メールを書く際に必ず入れておくべき内容がいくつかあります。

相手に誠意を見せるためにも、インタビュー取材に関する情報伝達は丁寧に、かつ漏れがないように注意が必要です。

ビジネスの場では6W3Hが重要だと言われています。この6W3Hに沿った書き方を心掛けましょう。

  • なぜ(Why): 取材の目的、人選の理由

  • 何を(What):取材のテーマ、質問内容

  • 誰が(Who) :取材の実施者

  • 誰と / 誰に(with Whom):取材の対象者と協力者

  • いつ(When): 取材の実施日時、掲載予定日時

  • どこで(Where) :取材場所

  • どのように(How) :取材方法(対面形式、オンライン形式など)

  • どれだけ(How many):取材の所要時間

  • いくら(How much):謝礼、交通費など

メールの流れは下記のとおりです。

自己紹介:自身の氏名、どこのメディアに所属しているかを明記しましょう。

取材の目的:取材をお願いする理由を明確に伝えます。ここには、何を伝えたいのか、どのような立ち位置で取材をしたいのかなどを記載するとよいでしょう。

取材の方法:取材の形式や内容について伝えます。実際にお会いして取材をしたいのか、オンラインで取材をしたいのか、お伺いを立てます。場所や日時を決めておくことで、お互い当日に備えた心構えを作ることができるでしょう。

取材対象者(対象物):取材をお願いする対象者(対象物)を伝えます。連絡先が対象者ではなく窓口の場合など、相手のスケジュール確認などが必要となるため、詳細な連絡先も合わせて記載しておくことをお勧めします。

返信期限:希望する返信日時などもしっかりと伝えておくことが大事です。

インタビュー取材のお願いメールのポイント

お願いメールを作成するときのポイントを紹介します。

・メールの件名には【依頼】【お願い】【取材依頼】など、目的を強調する

・インタビューの目的、聞きたい内容を箇条書きで書く

・取材形式を提案する

・おおよその取材時間を記載する

・取材希望日時を複数提案する

必ず注意すべきは、丁寧な言葉遣いを心掛け、文章を整え、誤字脱字をしないこと。確認事項がある場合も、しっかり質問を送り、疑問点がないように心掛けましょう。

取材のお願いメール例文5選

いくつかのパターンに分けて例文を紹介します。ぜひ参考にしてください。

例文1.面識がない企業の人物が対象で、初めての連絡

件名:【取材依頼】インタビュー取材のお願い 株式会社〇〇(自社名)

株式会社〇〇〇

(役職)〇〇〇〇様

突然のご連絡、失礼いたします。

〇〇〇株式会社〇〇部の〇〇と申します。

弊社では〇〇分野の紹介記事を制作する企画を考えております。

つきましては、ぜひ〇〇分野でご活躍されている〇〇様に、私どもの記事にてご紹介できないか相談をしたく、ご連絡いたしました。

ご多忙のところ恐縮ですが、下記内容にてご検討いただくことは可能でしょうか。

・「取材内容」

・「取材目的」

・「掲載予定サイト(雑誌)」

・「取材希望日時」

1.〇月〇日(月)〇〇:〇〇~

2.〇月〇日(火)〇〇:〇〇~

3.〇月〇日(水)〇〇:〇〇~

・「取材希望場所」

・「取材方法」

・「予定時間」

・「謝礼」

詳細に関してご質問などありましたら、何なりとお問い合わせください。

なお、掲載日の関係で来週中にお返事をいただけるよう、ご配慮いただければ幸いです。

唐突なお願いで恐れ入りますが、何卒、取材にご協力いただけますようお願いいたします。

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署名

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例文2.面識がある企業の人物が対象で、初めての連絡

件名:【取材協力のご依頼】インタビュー取材のお願い

株式会社〇〇〇

(役職)〇〇〇〇様

お世話になっております。

〇〇〇株式会社〇〇部の〇〇です。

〇〇部〇〇様にお願いがあり連絡させていただきました。

この度、〇〇分野の紹介記事を制作する運びとなりました。

ぜひ〇〇分野の知見が深い〇〇様のインタビュー記事を、〇〇サイトで掲載させていただけないでしょうか。

〇〇様には、ご多忙のところ恐縮ですが、何卒ご協力いただけますようお願いいたします。

ご承諾いただけるのであれば、その旨お返事をいただければ幸いです。

詳細は下記のとおりです。

・「取材内容」

・「取材目的」

・「掲載予定サイト(雑誌)」

・「取材希望日時」

1.〇月〇日(月)〇〇:〇〇~

2.〇月〇日(火)〇〇:〇〇~

3.〇月〇日(水)〇〇:〇〇~

・「取材希望場所」

・「取材方法」

・「予定時間」

・「謝礼」

詳細に関してご質問などありましたら、お手数ではございますが、お問い合わせいただけると幸いです。

なお、弊社都合により、来週末までにお返事をいただけるようご配慮いただければ幸いです。

お忙しいところ恐縮ですが、ご対応いただけますよう、よろしくお願いいたします。

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署名

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例文3.面識がない企業の商品が対象で、初めての連絡

件名:【取材協力のご依頼】インタビュー取材のお願い 株式会社〇〇(自社名)

株式会社〇〇〇

(役職)〇〇〇〇様

突然のご連絡、失礼いたします。

〇〇〇株式会社〇〇部の〇〇と申します。

弊社は〇〇カテゴリの商品を紹介するサイトを運営しております。

・URL

この度、上記メディア「〇〇」にて〇〇に関する記事を扱う企画を準備しております。

貴社の商品〇〇についてインタビュー形式にてお伺いし、私どもの記事でご紹介できないかと考えております。

ご多忙のところ恐縮ですが、下記内容にてご検討いただくことは可能でしょうか。

・「取材内容」

・「取材目的」

・「掲載予定サイト(雑誌)」

・「取材希望日時」

1.〇月〇日(月)〇〇:〇〇~

2.〇月〇日(火)〇〇:〇〇~

3.〇月〇日(水)〇〇:〇〇~

・「取材希望場所」

・「取材方法」

・「予定時間」

・「謝礼」

詳細に関してご質問などありましたら、何なりとお問い合わせください。

なお、掲載日の関係で来週中にお返事をいただけるようご配慮いただければ幸いです。

唐突なお願いで恐れ入りますが、何卒、取材にご協力いただけますようお願いいたします。

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署名

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例文4.面識がある企業の商品が対象で、初めての連絡

件名:【取材協力のご依頼】インタビュー取材のお願い

株式会社〇〇〇

(役職)〇〇〇〇様

お世話になっております。

〇〇〇株式会社〇〇部の〇〇です。

貴社が先日新しくローンチした新サービスについて、テレビや雑誌でたびたび拝見しております。

私どものメディアでも、当サービスについて記事の執筆を企画しております。

つきましては、〇〇部〇〇様に、新サービスについての取材をさせていただきたく、ご連絡させていただきました。

可能であれば、サービスをご利用されている〇〇社様もお呼びし、それぞれと対談形式でお話を伺えればと考えております。


〇〇様には、ご承諾いただけるようであれば、ご都合のよい日時をお教えいただければ幸いです。

〇〇様からのご承諾をいただいたのち、〇〇社様には、別途ご連絡いたします。

詳細は下記を予定しております。

・「取材内容」

・「取材目的」

・「掲載予定サイト(雑誌)」

・「取材希望場所」

・「取材方法」

・「予定時間」

・「謝礼」

詳細に関してご質問などありましたら、何なりとお問い合わせください。

なお、掲載日の関係で来週中にお返事をいただけるようご配慮いただければ幸いです。

唐突なお願いで恐れ入りますが、何卒、取材にご協力いただけますようお願いいたします。

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署名

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例文5.学生が企業に対して取材依頼をする

件名:【取材依頼】インタビュー取材のお願い 〇〇大学〇〇学部〇〇〇〇

株式会社〇〇〇

(役職)〇〇〇〇様

突然のご連絡、申し訳ありません

〇〇大学〇〇学部〇〇〇〇と申します。

現在卒業論文を執筆しており、テーマとして〇〇〇〇を扱っております。

つきましては、〇〇〇〇について〇〇様に取材の形式にてお話をお伺いしたく、ご連絡いたしました。

ご多忙のところ大変恐縮ではございますが、下記ご依頼内容にてご検討いただけないでしょうか。

・「取材内容」

・「取材目的」

・「掲載予定サイト(雑誌)」

・「取材希望場所」

・「取材方法」

・「謝礼」

日時に関しましては、ご都合のよろしい日時をお知らせいただけますと幸いです。取材時間は〇時間を予定しております。

詳細に関してご質問などありましたら、何なりとお問い合わせください。

なお、手前の都合で申し訳ございませんが、来週中にお返事をいただけるようご配慮いただければ幸いです。

唐突なお願いで恐れ入りますが、何卒、お力添えをいただけますようお願いいたします。

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署名

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インタビュー取材には「Notta」がおすすめ

インタビュー取材をする際は、自動文字起こしサービス「Notta」を活用するのがおすすめです。

Nottaは、高精度な音声認識で音声をテキスト化でき、取材内容を文字起こしするのに役立ちます。

Notta会議文字起こし

テキスト化だけでなく録音もできますので、文字起こしに誤字があっても後から修正できます。

録音中にタグ付けをしておけば、重要なポイントなどを視覚的に把握できて便利です。

リアルタイム録音と文字起こし以外、MP3など音声ファイルの文字起こしも対応するため、幅広いのシーンに役に立ちます。

また、オンラインでインタビュー取材を行う場合、Notta Botをオンライン取材に参加させれば、会議内容の録画と文字起こしの両方ができます。ただしインタビュー相手が驚かないように、Notta Botを会議に参加させることを事前に連絡しておくことをおすすめします。

Googleカレンダーなど、外部サービスとも連携できる点も大きな特徴です。オンライン取材の予定を見逃す心配もありませんし、1クリックでNotta Botをオンライン取材に参加させられます。

Web版以外iOS・Android版アプリ版もありますので、外出先で取材した内容を、会社に戻ってから編集することも可能です。データは同期可能で、デバイスを選ばずに内容を確認できます。

無料でも月120分の文字起こしができますので、Notta公式ホームページから試してみてください。

よくあるご質問

Q.取材とはなにか?

A.報道対象となる人物や物品、建築物について、情報を収集する活動のことです。新聞記者やジャーナリストなどのインタビュアーが質問をして、情報を得る行為を指します。取材は報道をするために行われます。

Q.取材する人はなんという?

A.取材する人のことを取材ジャーナリスト、または記者と呼ぶことが多いです。IT技術が発達し、メディア企業に属さずとも取材を行う人が増え、総称として「インタビュアー」と呼ぶことが多くなりました。

Q.取材依頼何日前?

A.最低でも1週間~10日前にはアポを取るように心掛けましょう。取材を受ける側が日程調整や場所の調整などに時間を有するのを考慮してください。可能な限り相手が余裕を持ってスケジュールを組めるよう配慮することが大事です。

Q.取材時間の目安は?

A.相手の都合が最優先ですが、おおよそ1時間を目安にしましょう。取材によりどの程度の情報を収集したいか事前に考え、1時間10項目をおおよその目安として構成を組むことをお勧めします。事前にリサーチを徹底的に行い、取材時に聞く内容は、最低限度に抑えることが大事です。

まとめ

インタビュー記事はお互いにとってプラスとなる記事です。

取材のお願いをする際は、依頼内容や希望を具体的に明記し、認識の齟齬が起きないように心掛けましょう。

取材は相手に都合をつけていただくことが前提となります。

時間的余裕を持って連絡をし、メールにて承諾をいただいたのち、一度は電話で直接お礼を述べると印象もよくなるでしょう。印象がよいインタビュアーが相手ならば、きっとインタビュイーも心地よく話してくださいますね。