業界トップの正確率で作業効率爆上げ!
会議の議事録作成から、ふとした瞬間のアイデアメモ、大切な人との会話の記録まで、私たちの生活のさまざまなシーンで活躍するボイスレコーダーアプリ。スマートフォン1つで手軽に使えるその便利さから、たくさんの利用者に支持されています。しかし、数多くのアプリが存在する中で、「どれを選べば良いかわからない」と感じている方もいるのではないでしょうか。
今回は「ボイスレコーダーアプリ」に焦点を当て、その概要や専用レコーダーとの違い、活用シーン、選び方、おすすめのアプリなどについて解説します。今後、ボイスレコーダーアプリの利用を検討している方はぜひご一読ください。
ボイスレコーダーアプリとは、スマートフォンやタブレットなどのモバイルデバイスを使って、音声を録音するためのアプリケーションです。物理的なボイスレコーダーと同じように、会議や講義、インタビュー、個人的なメモなど、さまざまな場面で音声を記録し、あとから聞き返すことができます。
ボイスレコーダーアプリと専用レコーダーは、どちらも音声を録音するためのツールですが、それぞれに異なる特徴があります。
特徴 | ボイスレコーダーアプリ | 専用レコーダー |
デバイス | スマートフォン、タブレット | 専用の録音機器 |
音質 | スマートフォンのマイク性能に依存、アプリによる調整機能あり | 高音質録音に特化、高性能マイク搭載 |
操作性 | スマートフォンのタッチ操作、多機能なアプリも | 録音・再生など基本操作に特化、物理ボタンで直感的な操作が可能 |
バッテリー | スマートフォン本体のバッテリーを共有 | 長時間録音に特化したバッテリー容量 |
ストレージ | スマートフォン本体のストレージを共有 | 大容量の内蔵ストレージ、SDカードなどで拡張可能な機種が多い |
携帯性 | 常に持ち歩くスマートフォンで手軽に利用可能 | 小型軽量なモデルが多いが、別途持ち歩く必要がある |
機能 | アプリによって多様(文字起こし、編集、クラウド連携など) | 高音質録音、ノイズ低減など録音に特化した機能 |
価格 | 無料または比較的安価なアプリが多い | 数千円〜数万円と幅広い |
起動速度 | アプリの起動に時間がかかる場合がある | 電源オンですぐに録音を開始できる |
ほかの機能との連携 | 通話、カメラ、メモなどほかのスマートフォン機能と連携可能 | 基本的に録音・再生に特化 |
データ管理 | スマートフォンやクラウドで管理 | PCなどに接続してデータ転送が必要な場合が多い |
ここでは、ボイスレコーダーアプリが活用できる主なシーンとして、ビジネスシーンと学習・研究シーンで考えていきましょう。
重要な決定事項や発言内容を正確に記録し、あとで議事録を作成する際に役立ちます。発言者を特定するために、録音中にメモを取っておくとさらに便利です。
インタビューの内容を漏れなく記録し、記事作成や分析に活用できます。特に長時間のインタビューでは、聞き逃しを防ぐために必須と言えるでしょう。
顧客との重要なやり取りやプレゼンテーションの内容を記録し、あとで振り返ったり、チーム内で共有したりできます。
ハラスメントや不当な扱いを受けた際の証拠として、音声を記録する活用方法もあります。ただし、法的な証拠能力については専門家にご確認ください。
授業やセミナーの内容を録音し、あとで復習したり、ノートを取り直したりする際に役立ちます。板書だけでは追いつかない情報も記録できます。
ネイティブスピーカーの発音を録音して繰り返し聞いたり、自分の発音を録音して改善点を見つけたりするのに役立ちます。
自分の発表練習を録音して、改善点を見つけたり、本番での時間配分を確認したりする際に役立ちます。
ふと思ったアイデアや、その日の出来事を手軽に音声で記録できます。文字で書くよりも早く、感情も伝えやすいでしょう。
ここでは、より具体的な選び方のポイントについて5点ご紹介します。
まず、どのような目的でボイスレコーダーアプリを利用したいのか、具体的に考えてみましょう。目的によって、重視すべき機能や使いやすさが大きく変わってきます。
ビジネス:会議や商談、インタビュー、議事録作成など
学習:講義やセミナー、語学学習、復習など
プライベート:メモやアイデア記録、子どもの声、楽器練習など
特殊な用途:通話録音や証拠記録など
ボイスレコーダーアプリの主な機能は多岐に渡りますが、特に多くのアプリに共通して搭載されている重要な機能をいくつか紹介します。ご自身の利用目的や必要な機能に合わせて、最適なボイスレコーダーアプリを選ぶと良いでしょう。
基本的な録音・再生
録音品質
バックグラウンド録音
ファイル管理
保存形式
ノイズリダクション
自動文字起こし
クラウド連携
編集機能
ブックマーク・タイムスタンプ
再生速度調整
外部マイク対応
通話録音
どんなに高機能なアプリでも、使いにくいと感じてしまうと利用頻度が下がってしまいます。アプリを選ぶ際は、利便性も重要です。
インターフェース:直感的でわかりやすい操作性・UI設計であるか
ウィジェット:ホーム画面からすぐに録音開始画面に遷移できるのか
起動の速さ:すぐに録音を開始できるか
多くのボイスレコーダーアプリには無料版があります。まずはいくつかの無料版を試してみて、実際に操作感や音質などを比較してみることが大切です。無料版では機能が不足している場合や、広告が気になる場合は、有料版の利用を検討しましょう。有料版では、より高度な機能や快適な利用環境が提供されていることがあります。
実際にアプリを利用したユーザーのレビューや評価は、アプリの使いやすさや安定性を知る上で非常に参考になります。App StoreやGoogle Playのレビューをよく読んでみましょう。
アプリ名 | Notta | Dolby On | PCM録音 | Otter | Alon Dictaphone |
強み・特徴 | 98.86%の高精度なAI文字起こしツール | 最先端のドルビーオーディオテクノロジーが魅力的 | PCM形式とAAC形式の録音に対応 | 英語の音声の録音・文字起こしに強み | 最大48000Hz/320kbpsまでの高品質な録音に対応 |
対応OS | ・Windows ・macOS ・iOS ・Android | ・iOS ・Android | ・iOS ・Android | ・Windows ・macOS ・iOS ・Android | ・iOS |
料金 | ・基本無料(フリー) ・1,317円/月(プレミアム)(総額 15,800円・12ヶ月分一括払い) ・2,508円/月/1人(ビジネス)(総額 30,096円・12ヶ月分一括払い) ・要問い合わせ(エンタープライズ)(アカウント数:51以上) | ・無料 ・アプリ内課金あり | ・無料 ・アプリ内課金あり | ・基本無料(Basic) ・10ドル/月(Pro) ・20ドル/月(Business) ・問い合わせ(Enterprise) | ・800円 ・アプリ内課金あり |
(出典:Notta)
概要:
Nottaとは、AIを活用した高精度な録音・自動文字起こしサービスです。98.86%と高い文字起こし精度を誇り、会議やインタビュー、講義など、さまざまな場面での音声をリアルタイムまたは録音ファイルからテキスト化します。1時間の音声データならわずか5分で文字起こし可能。文章の自動校正や要約、翻訳などもできます。なお、文字起こしデータはPDFやXLSX、DOCX、TXTなどさまざまな形式で出力可能です。
機能:
リアルタイムや音声・動画ファイル文字起こし
WebサイトのURLからの文字起こし
YouTube動画の文字起こし
画面録画・音声録音・話者識別
文章の自動校正や要約、翻訳
複数デバイスとの同期
文字起こしデータの共有
58の多言語に対応(翻訳は42言語)
特徴:
高精度なAI自動文字起こし(98.86%)
AIを活用した文章生成や要約、翻訳、校正で業務を効率化
強固なセキュリティ対策で安心・安全に(ISO 27001、SOC 2、SSLなど)
対応OS:
Windows
macOS
iOS
Android
料金:
基本無料(フリー)
1,317円/月(プレミアム)(総額 15,800円・12ヶ月分一括払い)
2,508円/月/1人(ビジネス)(総額 30,096円・12ヶ月分一括払い)
要問い合わせ(エンタープライズ)(アカウント数:51以上)
(出典:Dolby On)
概要:
Dolby Onとは、最先端のドルビーオーディオテクノロジーを備えた唯一無二の無料ボイスレコーダーアプリです。ドルビーオーディオ技術により、ノイズリダクションやリミッター、空間オーディオ、EQなどの機能が自動的に適用され、プロフェッショナルな音質で録音可能。スマートフォン1台で、高音質なオーディオおよびビデオの録音やライブ配信を手軽に行えます。
機能:
録音機能(音声、ビデオ、ライブ配信の3つのモード)
自動調整機能(ノイズリダクションやリミッティング、空間オーディオ、EQなどを自動調整)
編集機能(イコライザーや音質モード、ノイズ抑制、トリミングなど)
エクスポート機能
インポート機能
特徴:
録音したオーディオのトリミング、低音・高音の調整、ブースト機能による音量調整などが可能
プリセットされたオーディオスタイルを適用することで、録音の雰囲気を簡単に変えられる
通常の音声録音に加えて、ビデオ録画やFacebook、Twitchなどのプラットフォームへのライブ配信が可能
対応OS:
iOS
Android
料金:
無料
アプリ内課金あり
(出典:PCM録音)
概要:
PCM録音とは、最高音質・長時間録音が可能なボイスレコーダーアプリです。録音は、ロスレス圧縮のリニアPCM(WAV)形式と非可逆圧縮のAAC形式を選択できます。バックグラウンドでの長時間録音にも対応可能。サンプリングレートは目的に合わせ8k、16k、44.1k、48kHzに変更できます。
機能:
高音質なリニアPCM(WAV)形式での録音
高圧縮なAAC(M4A)形式での録音
バックグラウンドでの録音
サンプリングレートの変更(8k, 16k, 44.1k, 48kHz)
録音時間無制限(2GBまで)
特徴:
音声データを非圧縮または可逆圧縮に近い状態で記録するため、クリアかつ自然な音質で録音可能
基本的な録音・再生機能に加えて、ファイル管理機能などの豊富な機能が充実
バックグラウンド機能でほかのアプリを使用しながら録音を続けられる
対応OS:
iOS
Android
料金:
無料
(出典:Otter)
概要
Otterとは、AIを活用して英語の音声をリアルタイムで録音・テキスト化するツールです。会議やインタビュー、講義など、さまざまな場面で英語の音声データをテキストに変換し、議事録やレポートの作成を効率化します。話者の識別やキーワード検索、マルチデバイス対応といった機能も特徴的。なお録音した音声では、再生中の単語がハイライトされ、今どこのテキストが読み上げられているかを判別できます。
機能:
英語音声のテキスト化
話者識別
キーワード検索
リアルタイム要約
アクションアイテムの抽出
特徴:
テキストデータの編集が可能
文字起こしされたデータをキーワード検索で簡単に見つけられる
テキストと連動した音声再生で作業を効率化
対応OS:
Windows
macOS
iOS
Android
料金:
基本無料(Basic)
10ドル/月(Pro)
20ドル/月(Business)
問い合わせ(Enterprise)
(出典:Alon Dictaphone)
概要:
Alon Dictaphoneとは、高品質のディクテーションと音声録音を実現したプロ仕様のボイスレコーダーアプリです。素早くボイスメモを取ったり、会議や授業、インタビュー、そのほかの日常生活の場面で音声を録音したりできます。録音時に無音スキップが可能。高音質録音で、最大48000Hz/320kbpsまでに対応しています。
機能:
最高の音質(~48000 Hz/320kbpsまで)
MP3・WAVの録音形式
付加やトリム、切り取り、上書き、挿入、結合など、さまざまな録音ファイル編集オプション
バックグラウンドでの録音、再生速度の変更が可能(x0.5、x0.8、x1…)
録音ファイルのDropboxとの自動同期オプション
特徴:
MP3 & WAVファイルの録音
録音ファイルの送信・編集・整理・再生などが可能
Apple WatchをiPhoneと接続して、iPhoneにインストールされているALON Dictaphoneのリモコンとして利用可能
対応OS:
iOS
料金:
800円
アプリ内課金あり
概要:
ボイスレコーダープラスーボイスメモ&音声録音とは、Digitalchemy, LLCが開発しているAndroidおよびiOS向けのボイスレコーダーアプリです。無料で利用でき、高音質な録音やバックグラウンド録音、画面オフ時の録音など、使い勝手の良い機能が豊富に搭載されています。録音した音声は、共有や再生、編集など、さまざまな操作が可能。シンプルながらも必要な機能を備えており、日常的なボイスメモから会議や講義の録音まで、幅広く活用できるアプリです。
機能:
ワンタップでの録音開始・停止
録音場所の自動表示(GPS機能)
録音データのトリミング、結合、上書きなどの編集
録音データの管理(ファイル名の変更、移動、削除、グループ分け)
ブックマーク機能
特徴:
無音部分の自動カットし、必要な部分だけを効率的に録音できる「ミュート・フリー」機能
豊富な編集機能で録音データを細かく調整可能
遠くの音もクリアに録音できる点や、ノイズ抑制機能に高い評価
対応OS:
iOS
Android
料金:
無料
アプリ内課金あり
(出典:Voice Recorder & Audio Editor)
概要:
Voice Recorder & Audio Editorとは、音声や音楽を録音する機能と、録音した音声を編集する機能を備えたボイスレコーダーアプリです。録音した音声を再生・編集・保存できる機能が豊富に搭載。無料で無制限の録音が可能なので、長時間の録音に最適です。USBケーブルまたはWi-Fi Syncでデスクトップコンピューターに音声をダウンロードすることもできます。
機能:
複数のオーディオ形式に対応
録音のパスコード保護
録音のループとトリミング
再生速度の変更
15秒スキップ(前後)
特徴:
デバイスのストレージ容量が許す限り、時間や回数に制限なく録音可能
録音した音声をテキストに変換
会話の要点を自動で抽出して要約
対応OS:
iOS
Android
料金:
無料
アプリ内課金あり
(出典:こだまスピーチ)
概要:
こだまスピーチとは、iPhoneやiPad向けのアプリで、周囲の音をイヤホンで聴いたり、音声をテキストに変換したりする機能を持つボイスレコーダーアプリです。聴力が弱くなった方のサポートや、会議・インタビューの記録などに利用できます。通常の集音に加えて、AirPodsなどのワイヤレスイヤホンをマイクとして活用し、特定の方向の音を集中的に拾うことができるため、騒がしい場所でも聞きたい音をクリアに聞き取ることが可能です。
機能:
イヤホンで周囲の音を聴く
話し声を文字に変換
スピーチの判定と通知
録音機能
AIによる雑音の低減・ノイズ除去
特徴:
周囲の音声をリアルタイムでテキストに変換
聞こえにくい音を大きくしたり、特定の音域を強調したりできる機能
文字起こしされたテキストは記録として保存・あとからの確認・編集が可能
対応OS:
iOS
料金:
無料
(出典:AVR PRO)
概要:
AVR PROとは、App Storeで提供されている高機能なボイスレコーダーアプリです。ボイスメモや会議の記録など、さまざまな場面で録音でき、設定でファイル形式やサンプリングレートを自由に調整できます。主な機能はMP3、WAV、M4A形式での録音、音声からテキストへの変換、録音状態の波形表示、録音のトリミングなど。特に、録音後の管理・編集機能が充実しています。
機能:
高音質での録音(MP3, WAV, M4A形式に対応)
無制限の録音時間
録音の一時停止・再開(通話着信時の自動一時停止機能あり)
録音データのトリミング・カット
再生速度の調整(スロー再生、早送り再生、リピート再生)
特徴:
完全なバックグラウンド録音で秘密録音可能
振動モードでレコーディング起動音なしで利用可能
録音ファイルへのタグ付け
対応OS:
iOS
料金:
1000円
(出典:Easy Voice Recorder)
概要:
Easy Voice Recorderとは、AndroidおよびiOSデバイスで利用できる、音声録音に特化したシンプルなボイスレコーダーアプリです。会議や授業、ボイスメモなど、さまざまな音声を録音できます。録音時間に制限はなく、低音質から高音質まで録音形式やファイルサイズを調整可能。通知バーからレコーダーが操作できるため、利便性にも優れています。
機能:
音声録音
PCM、AAC、AMRなど、低音質から高音質まで、用途に合わせた録音形式
ファイル圧縮機能
バックグラウンド録音
通知バー操作
特徴:
PCMやAAC、AMRなどの形式で録音でき、用途に合わせて音質とファイルサイズを選択
アプリを閉じたり、ほかのアプリを使用したりしながらでも録音可能
ホーム画面にウィジェットを追加することで、アプリを開かずに録音を開始・停止できる
対応OS:
iOS
Android
料金:
無料
アプリ内課金あり
今回は「ボイスレコーダーアプリ」に焦点を当て、その概要や専用レコーダーとの違い、活用シーン、選び方、おすすめのアプリなどについて解説しました。
ボイスレコーダーアプリ選びで特に重要なのは、自身の利用目的と必要な機能を明確にすることです。高音質録音や文字起こし、クラウド連携など、アプリごとに強みは異なります。賢い選択が皆さんの音声録音体験を大きく向上させるでしょう。本記事を参考に、さまざまなアプリを無料版から試し、皆さんに最適なアプリを見つけてみてください。
① 日本語特化のAIで業界トップの文字起こし正確率が実現、複数言語の文字起こしと翻訳も完璧対応
② 驚いほどの認識速度で文字起こし作業効率化が実現、一時間の音声データがただの5分でテキスト化
③ 国内唯一のGM・Zoom・Teams・Webex連携できるAI会議アシスタント、事前の日程予約から会議を成功に導く
④ AI要約に内蔵されるAIテンプレートで会議の行動項目、意思決定やQ&Aなどを自動作成
(カスタム要約テンプレートでインタビューや営業相談など様々のシーンでの効率化を実現)
⑤ 一つのアカウントでWeb、APP、Chrome拡張機能が利用でき、データの同期と共有はカンタン