Webex vs. Zoom

<Webex vs. Zoom>何が違うの?徹底比較!特徴・機能・料金を確認しよう

オンラインコミュニケーションの時代において、オンライン会議は必要不可欠なツールとなっています。その中心に君臨する二つの代表的なツールが、「Webex(ウェベックス)」と「Zoom(ズーム)」です。WebexやZoomのどちらか一方の名前は、誰もが耳にしたことがあるのではないでしょうか。今回は、これら二つのビデオ会議ツールの特徴や料金、それぞれの機能やサービスの違いまでを徹底的に比較し、どちらがあなたやあなたのビジネスに適しているのかをご紹介します。

Webexは高いセキュリティレベルでビジネスシーンにお勧め

Webex by Cisco

Webex(Webex by Cisco)は、オンラインコミュニケーションとコラボレーションを実現するためのソフトウェアとサービスを提供する会社であり、現在はCisco Systemsの一部として事業を展開しています。Webexの歴史は、1996年に独立した企業として設立されたところから始まります。その後、2007年にCisco Systemsに買収され、さらなる成長と展開を遂げてきました。

Webexの特徴:

Ciscoの背後にある技術力と資金力により、Webexはビジネスコミュニケーションの分野で幅広く認知されています。特に企業間のコラボレーション、ビデオ会議、ウェビナー、オンライントレーニングなどの分野での使用が目立ち、世界的に多く使われているツールです。

Webexの機能:

  • ビデオ会議:高品質な映像と音声での通話、Ciscoのセキュリティを備えた接続

  • 注釈ツール:ミーティングやプレゼンテーション中に情報を強調・注釈するためのツール

  • ホワイトボード: アイデアをスケッチしたり、共同で作業するためのデジタルホワイトボード機能

  • 画面共有:ドキュメント、スライド、アプリケーションなどのリアルタイム共有

  • 仮想背景:ユーザーの背景を任意の画像に置き換えることができる

  • チームコラボレーション:チャット、ファイル共有、ホワイトボード機能を提供するチームスペース

  • 練習セッション: プレゼンテーション前に、一部の人とプライベートに練習するためのセッション

  • Q&A:ミーティング参加者が質問を投稿し、主催者が回答するセクション

  • ミーティングの録画:オンライン会議の内容を録画・保存

Webexのメリット・デメリット:

メリット:

高いセキュリティレベル: Ciscoの技術による堅固なセキュリティ。

インテグレーション: 他のビジネスツールとの連携が容易。

グローバル対応: 多言語・多通貨対応で世界中で使用可能

デメリット:

UIがやや複雑: 初心者には少し難しいかもしれない。

料金: 一部のプランが高額。

Webexの料金プラン:

複数のプランが提供されており、ビジネスの規模や要件に応じて選べます。

                                                                                                                                             
プラン金額最大時間最大出席者数
フリー 無料 40分100名
スターター1,700円/年/ユーザー24時間 150名
ビジネス2,700円/月/ユーザー制限なし 200名
エンタープライズお問い合わせ制限なし1000名

Webex有料版と無料版の違い:

無料版では会議時間や参加者数に制限がありますが、有料版ではこれらの制限が緩和され、更にビジネス版では招かれざる客の侵入を防ぐセキュリティロビーなど、セキュリティ面に特化したサービスを受けることができます。

Zoomは使いやすいUIで誰でも気軽に使用可能

Zoom 在宅勤務Zoom(Zoom Video Communications)は、オンラインコミュニケーションをサポートするソフトウェアとサービスを提供する企業です。2011年に創業した新興企業がスタートで、短期間で多くの組織や個人から高い評価を受けるようになりました。この成功は、2020年のCOVID-19パンデミック時に特に顕著となり、世界中でのテレワークやオンライン教育の主要なプラットフォームとしての地位を確立しました。

Zoomの特徴:

Zoomは、使いやすさと高い機能性を兼ね備えたビデオ会議ツールとして、多くの企業や個人に愛されている機能です。特に日本では、Webexよりも知名度が高いオンラインツールです。幅広いシチュエーションで利用可能で、そのアクセシビリティが魅力です。

Zoomの機能:

  • ビデオ会議: HD品質の映像と音声を提供し、多数の参加者との通話が可能

  • ホワイトボード:ビデオ会議中に書き込むことができる

  • 画面共有:プレゼンテーションや動画、その他のコンテンツをリアルタイムで共有

  • 仮想背景:ユーザーの背景を任意の画像に置き換えることができる

  • ブレイクアウトルーム:大きなグループから小さなグループに分割してディスカッションが可能

  • ミーティングの録画:ミーティングの内容を録画して後で再生や共有

  • チャット: ミーティング中やミーティング外でのテキストベースのコミュニケーションやファイルの共有が可能

  • 連携:他のアプリやサービス(如何にSlack、Google Calendarなど)との連携

Zoomのメリット・デメリット:

メリット:

  • 初心者でもすぐに使えるインターフェースのシンプルさ

  • ニーズに合わせて選べる多様な料金プラン

  • APIやアドオンでの拡張が簡単

デメリット:

  • Zoomのユーザー情報がFacebookに送信されていたなど、過去にセキュリティ問題が発覚(現在は改善)

  • 100名以上で利用したい場合は、ビジネス以上のプランにする必要がある

Zoomの料金プラン:

基本的には無料版と複数の有料版があり、用途や参加者数に応じて選択できます。

プラン 金額 最大時間 最大出席者数
ベーシック 無料 40分 100名
プロ 20,100円/年/ユーザー 30時間 100名
ビジネス 26,900円/年/ユーザー 30時間 300名
ビジネスプラス 31,250円/年/ユーザー 30時間 300名
エンタープライズ お問い合わせ 30時間 1000名

Zoom有料版と無料版の違い:

無料版は40分制限がありますが、有料版では最大30時間とほぼ無制限で利用可能。さらに、大人数での会議やウェビナー機能も利用できます。

WebexとZoomの違い

項目 Webex Zoom
開発元 Cisco Systems Zoom Video Communications
歴史 1996年設立 2011年設立
最大利用時間 24時間 30時間
最大参加人数 1000名 1000名
セキュリティ 非常に高い 過去に問題があったが改善
料金 年額20,400円/ユーザー〜 年額20,100円/ユーザー〜
機能の多さ 豊富 豊富
利用シーン ビジネス向け ビジネスからプライベートまで
画質設定 ・無料で使える高画質ビデオ(360p)
・高精細ビデオ (720p)
・標準HD(720p)はプロ以上の有料アカウント
・フルHD(1080p)はビジネス以上の有料アカウント
音質設定 ・背景ノイズ除去機能
・自分の声に最適化
・全ての音声に最適化
・ミュージックモード
・背景ノイズ抑制機能
お勧めユーザー ・馴染みのない操作画面でも使いこなせる
・セキュリティ面を重視したい
・音質や画質の設定にこだわりがある
・多くの日本人が触ったことがあるツールを使いたい
・ITリテラシーが低い人や年配の方が利用する機会が多い

上記の表で見比べても分かるとおり、どちらも大きな違いはありません。強いていうなら、使いやすさと日本人の馴染み深さならZoom、セキュリティ面などが心配なビジネスでの利用ではWebexに軍配が上がるでしょう。

WebexとZoom両方とも対応できる文字起こしサービス

議事録の作成や後からの確認のために、ビデオ会議の内容を正確に記録することは非常に重要です。そこでお勧めしたいのが、動画やオンライン会議の内容をテキスト化してくれるAI自動文字起こしツール「Notta(ノッタ)」です。NottaはWebexとZoomのどちらにも対応しているため、どちらのシステムを導入しても使用することが可能です。

簡単な操作で、会議の内容や録画、音声データをテキストデータとして取得し、その場で編集や共有することが可能です。オンライン会議の議事録作成に時間を費やしている方は、ぜひ導入を検討してみてください。

まとめ:WebexとZoomどちらにするかは環境次第

WebexとZoom、どちらも優れた機能と特性を持つビデオ会議ツールです。ビジネスのニーズや利用シチュエーションに応じて、最適なツールを選びましょう。また、会議の内容を確実かつ素早く記録するためには、Nottaのような高精度な文字起こしサービスの利用を検討することをおすすめします。

会話を句読点も自動的に入れてテキスト化!

Nottaは日本語に特化した国内最先端AI音声文字起こしツールです。

cta9
to top