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画面収録機能は、講座動画の作成者やプレゼンテーションの録画を行う人、ゲーム実況者、アプリ開発者など、さまざまなシーンで活用されています。しかし、Macで画面録画と音声を同時にキャプチャする最適な方法が分からず悩んでいる方もいることでしょう。さらに、Macで画面録画を行う際には、録画した画面と音声のズレや適切なアプリが見つからないといった問題が多く存在します。この記事では、そんな悩みを解決する簡単な方法とおすすめのソフトウェアをご紹介しています。
画面収録を行う際、音声も一緒に録ることがありますよね。ここでは、「内部音声」と「外部音声」の2種類に分けて、それぞれの録音方法をわかりやすく説明します。
内部音声とは:
コンピュータ自体が出力する音声で、例えばアプリケーションや動画の音、ゲームのBGMなどが含まれます。これらは直接システムから録音されるため、音質が良くノイズが少ないのが特徴です。
外部音声とは:
マイクを通して録音される音声で、例えば話者の声や周囲の音などが含まれます。外部環境のノイズが入りやすいため、適切なマイクやノイズキャンセリング機能を利用して音質を向上させる必要があります。
Macのデフォルトのツールを使って画面収録を行う方法はいくつかありますが、基本的に内部音声を録音する機能が備わっていません。そこであらかじめ「BackgroundMusic」というGitHubで公開されている無料のソフトをインストールする必要があります。
GitHubのBackgroundMusicのダウンロードページを開く
ページの真ん中あたりのDownloadがあるので.pkgファイルをダウンロードする
ダウンロードした.pkgファイルを開いてBackgroundMusicをインストールして完了する
BackgroundMusicはインストールするだけで、BackgroundMusicが各ソフトのオプションに追加されます。
QuickTime Playerを立ち上げます
Finderが開かれますが無視して、左上QuickTime Playerツールバーからファイル→新規画面収録をクリックします。またはショートカットの Control+Command+Nを入力します。
収録用のツールバーが表示されます。画面全体収録と選択範囲の収録どちらかを選びます。
外部音声収録と内部音声収録で操作が変わります。
外部音声を録音したい場合
オプションから、パソコンに繋いでいるマイクの型番を選択します。MacBookの場合は内蔵マイクを選択することも可能です。
内部音声を録音したい場合
オプションから、先ほど補足でインストールしたBackground Musicを選択します。
選択範囲の場合は範囲をドラックして選択し、最後に収録ボタンを押して完了です。
Command+Shift+5でスクリーンショットのツールバーを表示させます。なお、こちらのツールバーは先ほど紹介したQuickTimePlayerと同じものが表示されます。
外部音声収録と内部音声収録で操作が変わります。
外部音声を録音したい場合
オプションから、パソコンに繋いでいるマイクの型番を選択します。MacBookの場合は内蔵マイクを選択することも可能です。
内部音声を録音したい場合
オプションから、先ほど補足でインストールしたBackgrounMusicを選択します。
選択範囲の場合は範囲をドラックして選択し、最後に収録ボタンを押して完了です。
ScreenStudioは、収録した画面キャプチャを、マウスの動きに合わせて自動で拡大したり編集してくれる人気の有料ソフトです。また、画面収録の背面に背景画像を設定することもできます。
ScreenStudioを立ち上げます。
外部音声収録と内部音声収録で操作が変わります。
外部音声を録音したい場合
マイクのボタンから、パソコンに繋いでいるマイクの型番を選択します。MacBookの場合は内蔵マイクを選択することも可能です。
内部音声を録音したい場合
マイクのボタンから、先ほど補足でインストールしたBackgrounMusicを選択します。
Start Recordingをクリックして完了です
OBSは、画面収録上にカメラの映像や画像など他のソースを配置できるため、ゲームの配信者やYouTuberに人気の高い無料ソフトです。
OBSを立ち上げます。
ソースの+からmacOSスクリーンキャプチャを選択します
タイトルを入力してOKを押します。
ディスプレイの画面がOBSに表示されるので、OKを押します
外部音声収録と内部音声収録で操作が変わります。
外部音声のみを録音したい場合
音声ミキサーから、デスクトップ音声をミュートにします。
内部音声のみを録音したい場合
音声ミキサーから、マイクの音声をミュートにします。
録画開始ボタンを押して完了です。
昨今、ビジネスでもプライベートでもオンライン会議やオンライン講習などWeb会議ツールを利用する機会が増えました。会議や講習の内容を画面収録で録画しておきたいという方もいらっしゃるのではないでしょうか?
Web会議でよく使うZoom、GoogleMeet、MicrosoftTeamsにはデフォルトで録画機能が備わっているため、Macの画面収録機能を使わなくても録画することが可能です。
各ツールの録画機能の使い方は下記記事を参考にしてください。
各オンライン会議ツールで録画した会議の内容は、音声を自動でテキスト化してくれるオンラインサービス「Notta(ノッタ)」に取り込むことで、議事録や資料作成の時短化が期待されます。
会議やオンライン研修など、さまざまなシーンで手軽にご利用いただけます。
画面収録を行う場合、自分のタイミングで何度も撮り直せる場合は問題ありませんが、一度限りの場合や第三者が参入する際など撮り直しが難しい場合は、あらかじめ以下のことに注意しておきましょう。
録画を始める前に、必要なソフトウェアやアプリをインストールし、最新バージョンにアップデートしておきましょう。また、録画内容に合わせて画面解像度や音声設定を確認・調整し、一度テストをして確認しておきましょう。
画面録画は大量のデータを消費します。録画を始める前に、十分なストレージスペースがあることを確認しましょう。また、録画が完了したら、不要なファイルを削除してディスク容量を解放することも忘れずに行いましょう。
録画中に通知が表示されると、動画のクオリティが低下する原因となります。そのため、録画中はアプリなどの通知を表示しないように設定することをお勧めします。
画面録画中に機密情報や個人情報が映り込むことがないよう、注意してください。また、録画した動画を共有する際にも、プライバシーに配慮した共有方法を選択しましょう。
録画する内容に著作権がある場合、許可を得るか、適切な引用・クレジット表示を行いましょう。無断で著作権のある内容を録画・共有すると、法的な問題が発生する可能性があります。
Macで画面録画と音声を同時キャプチャする方法は様々ですが、どれも簡単に行うことができます。また、マイクを通して外部音声を一緒に録音する方法と、外部音声は遮断してパソコン内の内部音声のみ録音する方法があります。それぞれも目的に合わせて、適切な手順とおすすめソフトを活用し、高品質な画面録画を作成しましょう。