
Notionで文字起こしする方法を徹底解説|無料ツールと連携術も紹介
業界トップの正確率で作業効率爆上げ!
「文字起こし」は、会議やインタビュー、講義などの内容を記録・共有するために欠かせない作業となっています。
とはいえ、手作業で文字起こしを行うには多くの時間と労力が必要で、業務効率を下げる原因にもなりかねません。
そこで注目されているのが、人気の情報管理ツール「Notion」を活用した文字起こしの方法です。Notionを上手に使えば、メモの整理だけでなく、音声データの文字起こしや共有もスムーズに行えるようになります。
本記事では、Notion文字起こし機能の詳細な使い方や料金体系、他社文字起こしサービスとの比較分析やビジネス活用シーン、Notionの使用上の注意点や無料ツールとの連携術などについて詳しく解説します。
これから文字起こし作業を効率化したいと考えている方や、Notionをさらに便利に使いこなしたい方は、ぜひ参考にしてください。
Notion文字起こし機能(AIミーティングノート)とは?
Notionの文字起こし機能(AIミーティングノート)とは、会議の音声をリアルタイムで自動的に文字起こしし、その内容をAIが即座に要約・整理してくれる機能です。
ZoomやGoogle Meet、Microsoft Teamsなどのオンライン会議だけでなく、オフライン会議の音声もシステム音声として直接取得し、素早く文字起こしができます。
また、会議終了後にはAIが議事録や要約を自動生成し、重要な決定事項やアクションアイテムも整理され、Notionワークスペース内でチーム全員と共有可能です。
さらに、文字起こし内容や要約結果は後から編集もできるため、AIが作成した下書きを人間が編集して仕上げることで、効率的に高品質な議事録作成ができます。
従来の議事録ツールとは異なりNotion上ですべてが完結するため、煩わしい転記作業などが不要なのも大きな特徴です。
Notionの文字起こし機能(AIミーティングノート)の詳細な使い方
ここからはNotionの文字起こし機能(AIミーティングノート)の使い方として、初期設定手順と基本操作手順について解説していきます。
①文字起こし手順
1.Notion公式サイトから、デスクトップアプリをインストールします。
2.デスクトップアプリを開いたら、画面左の「使ってみる」の「+」ボタンをクリック。
3.入力欄に「/ai」もしくは「/meet」と入力し、「AIミーティングノート」をクリック。
4.「文字起こしを開始」ボタンをクリックすると、文字起こしが開始されます。
5.「停止」ボタンをクリックすると、文字起こしが終了します。
6.「文字起こし」ボタンをクリックすると、文字起こし結果が確認・編集できます。
7.「要約」ボタンをクリックすると、文字起こし結果を要約した内容を確認・編集できます。
Notion文字起こし結果
②文字起こし後の基本操作手順
文字起こし後は追加の操作を行うことで、追加の文字起こしや文字起こし結果の再要約などが可能となります。
ここからは、文字起こし後の基本操作手順を解説していきます。
【文字起こしを再開する方法】
1.文字起こし終了後「文字起こしを再開する」をクリックすると、前回の文字起こし結果を保持したまま文字起こしが再開されます。
2.「停止」ボタンをクリックすると、文字起こしが終了します。
3.文字起こし終了後は、自動で文字起こし結果が再要約されます。
【要約を再試行する方法】
1.文字起こし終了後「要約を再試行する」をクリックする。
2.文字起こし結果が再度要約されます。
【要約形式を変更する方法】
要約形式は「形式」をクリックして選択します。
要約形式には「自動」「セールスコール」「朝会・夕会」「チームミーティング」の4種類があり、用途に合わせて変更可能です。
料金体系とコストパフォーマンス
ここからは、Notionの料金プランや機能を表にまとめて紹介いたします。
各文字起こしサービスの月額料金比較表
各文字起こしサービス名 | プライベート個人向けプラン | ビジネス個人向けプラン | ビジネス企業向けプラン |
---|---|---|---|
Notion | 1,650円 / 月 | 3,150円 / 月 | 要お問い合わせ |
RIMOvoice | 1,650円 / 月 | 4,950円 / 月 | 要お問い合わせ |
toruno | 1,650円 / 月 | 9,000円 / 月 | 135,000円 / 月 |
TEXTA | 35,000円 / 月 | 50,000円 / 月 | 要お問い合わせ |
YOMEL | 95,000円 / 月 | 180,000円 / 月 | 要お問い合わせ |
Notta | 1,185円 / 月 | 2,508円 / 月 | 要お問い合わせ |
Notionの各プランの機能比較表
Notionの機能 | プライベート個人向けプラン | ビジネス個人向けプラン | ビジネス企業向けプラン |
---|---|---|---|
ページの履歴 | 30日間 | 90日間 | 無制限 |
ゲストユーザー数 | 100名 | 250名 | 250名以上 |
高度なアクセス権設定 | × | 〇 | 〇 |
Notion AI機能 | 制限あり | 制限なし | 制限なし |
ミーティングのメモ | 制限あり | 制限なし | 制限なし |
リサーチモード | 制限あり | 制限なし | 制限なし |
Notionカレンダー | 〇 | 〇 | 〇 |
Notionメール | 〇 | 〇 | 〇 |
管理者コンテンツ検索 | × | × | 〇 |
ゲスト招待リクエスト | × | × | 〇 |
各社文字起こしサービスとの比較分析
ここからは、各社文字起こしサービスを筆者が実際に試した結果を表としてまとめました。
各種項目の説明は以下の通りです。
300文字程度の文字起こしにかかる時間・・・文字起こし開始から、文字起こし結果が出力されるまでの時間の計測結果
文字起こし結果の精度・・・喋った内容が意図しない文章とならずに、正確に文字起こしされているか
文字起こし結果の自然さ・・・フィラー(「えーと」「あのー」「そのー」といった、意味を持たない言葉)が除外されているか
文字起こしのやりやすさ・・・文字起こしサービスを立ち上げた後、複雑な操作をせずに文字起こしができるか
文字起こしサービス名 | 300文字程度の文字起こしにかかる時間 | 文字起こし結果の精度 | 文字起こし結果の自然さ | 文字起こしのやりやすさ |
---|---|---|---|---|
Notion | 2秒程度 | ◎ | ◎ | 〇 |
RIMOvoice | 2秒程度 | ◎ | ◎ | △ |
toruno | 3秒程度 | 〇 | 〇 | △ |
YOMEL | 3秒程度 | 〇 | 〇 | 〇 |
Notta | 2秒程度 | ◎ | ◎ | 〇 |
上記結果から、主要な文字起こしサービスは300文字程度の音声を2~3秒で高精度かつ自然に文字起こしできることが分かりました。
特にNotion、RIMOvoice、Nottaは精度・自然さ・操作性の全てで高評価を得ており、使いやすさも優れています。
また、総合的な評価でいえばNotion、Nottaを利用して文字起こしをすれば、安定して高品質な文章が生成できるといえるでしょう。
ビジネス活用シーンと実例
Notionの文字起こし機能(AIミーティングノート)は、ビジネスシーンにおいて非常に幅広い活躍が期待できます。
代表的な活用シーンは以下の通りです。
1. 会議の議事録作成
オンライン・オフライン問わず、会議の内容を自動で文字起こしし、議事録として保存できる。
発言者ごとに内容を整理しやすく、後から検索・共有も簡単。
2. インタビューやヒアリングの記録
社内外のインタビューや顧客ヒアリングの内容を正確に記録できる。
重要な発言やキーワードを後から抽出できる。
3. 研修・セミナーの内容保存
社内研修や外部セミナーの講義内容を文字起こしし、ナレッジとして蓄積できる。
文字起こし結果を連携して、新入社員や欠席者への情報共有もスムーズ。
4. プロジェクト進捗報告の記録
定例ミーティングや進捗報告会の内容を自動で記録し、タスク管理や次回アクションの明確化に活用できる。
5. カスタマーサポートの品質向上
顧客対応の通話内容を文字起こしし、対応品質のチェックやFAQ作成に活用できる。
6. ブレインストーミングやアイデア出しの記録
チームでのアイデア出しセッションをそのまま文字起こしし、後からアイデアを整理・評価できる。
また、組織規模が1,000人以上の企業となったRamp社の導入事例を紹介します。
Ramp社は大きなプロジェクトを遂行するにあたり、非効率なチーム作業が目立ってしまっており、大きな悩みとなっていました。
そんななか、情報管理ツールであるNotionを導入し、会議や通話内容の要約・情報整理を活用して、情報検索にかかる時間を最大60%短縮し、プロジェクトの進行速度も3倍に向上。
さらにツール費用も70%以上削減するなど、業務効率とコスト削減を実現しています。
参考記事:Notion公式ホームページ「Rampがツールの費用を70%以上削減し、AIを社内全体に浸透させた方法」
プライバシーとセキュリティ対策
Notionは文字起こし機能をはじめ、豊富な機能を備えたサービスとして、世界中の企業で導入実績があります。
そのため、セキュリティとプライバシーの確保を最優先に設計されており、情報漏えいなどのリスクを徹底的に防いでいます。
特にセキュリティ対策の例として挙げられるのが、セキュアな開発・保守体制の徹底です。
Notionで扱うデータの送信・保存・処理のすべての段階で暗号化を実施し、最小限の権限でのアクセスを可能にしています。
さらに、専門の情報セキュリティチームが常時システムを監視し、不正なアクセスやアクティビティを未然に防いでいます。
また、AI機能も厳格なセキュリティ・法的レビューを経て導入されており、ユーザーデータがAIの学習に利用されることはありません。
このような多層的な対策により、Notionは安心して導入・利用できるサービスであるといえます。
参考記事:Notion公式ホームページ「セキュリティとプライバシー」
Notionの使用上の注意点
Notionの文字起こし機能は、AIによる自動処理で会議や通話内容を効率的に記録できますが、利用時にはいくつか注意が必要です。
まず、機密情報や個人情報を含む内容を扱う場合は、アクセス権限を適切に設定し、不要な共有を避けましょう。
また、AIによる文字起こしや要約の結果は100%正確とは限らないため、重要な内容は必ず人の目で確認・修正することが大切です。
Notionは便利なサービスですが、重要な情報を取り扱う際には細心の注意を払って利用することを意識しましょう。
Nottaとの併用で更なる効率化を実現!
あらゆる場面での文字起こし・要約をすることが可能な最先端のAI文字起こし・議事録サービスであるNottaを、Notionと併用することで圧倒的な作業効率化を実現できます。
特にNottaにはNotionとの連携機能が備わっているため、文字起こし結果をNotionに転送することも可能です。
Nottaの文字起こし・要約手順
まずは、Nottaを利用した文字起こし・要約手順について解説します。
1.Nottaを起動後、「録音開始」をクリック。
2.ポップアップが表示されるので、発話言語やリアルタイム翻訳の有無を選択し、「録音開始」ボタンをクリックすると、文字起こしが開始されます。
3.文字起こし開始後は、マイクに向かって話すだけで音声がテキスト化されます。「停止」ボタンをクリックすると、文字起こしが終了します。
4.NottaはNotionと同様に、文字起こし終了後は文字起こし結果の要約ができます。文字起こし結果画面でいずれかのテンプレートをクリックすれば要約が開始されます。(本手順では「スタンダード」を選択しています。)
NotionとNottaの連携手順
NottaはNotionと連携して、文字起こし結果を転送することができます。
1.「連携とアプリ」をクリック。
2.Notion欄の「連携する」ボタンをクリック。
3.任意の方法でNotionアカウントにログインする。(本手順では「Googleアカウントでログインする。」を選択。)
4.Notionへのログイン完了後、「ページを選択する」ボタンをクリック。
5.アクセスを許可するページを選択後、「アクセスを許可する」ボタンをクリック。
6.Nottaのホーム画面に遷移するので、Notionに連携したい文字起こし結果をクリック。
7.「外部サービスに同期」ボタンをクリック。
8.「ドキュメントに同期」を選択し、「Notion」をクリック。
9.同期先データベースやオプションを選択し、「同期する」ボタンをクリック。
10.「同期しました」というポップアップが確認できれば連携完了です。
11.Notion上で、文字起こし結果が正しく連携されていることを確認できます。
まとめ:NotionとNottaを活用して効率化しよう!
本記事ではNotion文字起こし機能の詳細な使い方や料金体系、他社文字起こしサービスとの比較分析やビジネス活用シーン、Notionの使用上の注意点やNottaとの連携方法について解説してきました。
NotionのAIミーティングノート機能を活用すれば、会議やインタビューの内容を自動で文字起こし・要約し、チーム全体で簡単に共有・編集できます。
さらにNottaと連携することで、より高精度な文字起こしや多様な活用が可能となり、業務効率が大幅に向上します。
また、セキュリティやプライバシー対策も万全なため、安心して導入できるのも大きな魅力です。
ぜひNotionとNottaを組み合わせて、日々の業務をよりスマートに効率化しましょう。

Nottaが選ばれる理由は?
① 日本語特化のAIで業界トップの文字起こし正確率が実現、複数言語の文字起こしと翻訳も完璧対応
② 驚いほどの認識速度で文字起こし作業効率化が実現、一時間の音声データがただの5分でテキスト化
③ 国内唯一のGM・Zoom・Teams・Webex連携できるAI会議アシスタント、事前の日程予約から会議を成功に導く
④ AI要約に内蔵されるAIテンプレートで会議の行動項目、意思決定やQ&Aなどを自動作成
(カスタム要約テンプレートでインタビューや営業相談など様々のシーンでの効率化を実現)
⑤ 一つのアカウントでWeb、APP、Chrome拡張機能が利用でき、データの同期と共有はカンタン

