テープ起こし

テープ起こしの相場を調査|料金の内訳や選び方を解説

録音データや録画データの会話内容をテキスト化するには、まずは文字起こしをする作業が必要です。

どなたでも行うことができる作業ではありますが、時間や労力を必要とする大変な作業でもあります。

それならば専門の業者へお願いしたいと考える人も少なくないでしょう。

本記事ではテープ起こしの業務を業者へ依頼する場合、どれだけの費用がかかるのか、その費用はどのようにして決まるのかを解説します。

テープ起こしを依頼する前にぜひご確認ください。

テープ起こしの利用シーンは?

テープ起こしの利用シーン

テープ起こしは、音声データや録画データの内容をテキスト化する作業です。

その用途は多岐に渡り、実際にテープ起こし作業が行われたあとの成果物を気がつかないうちに目にしていることが多いでしょう。

以下に、主な利用シーンの一例を紹介します。

  • インタビュー

インタビューの内容を記事化するためにテープ起こしを利用します。テープ起こしの段階より作業内容は変化しますが、情報の信頼性や可読性を高める役割も果たします。

  • 企業内での会議・商談

ビジネスの場でのテープ起こしは、会議や商談の内容を記録し、後から確認できるようにするために行われます。これにより、参加者は議論に集中でき、重要なポイントを見逃すことが少なくなります。

  • 学術研究

研究者や学生は、インタビューやフィールドワークのデータをテキストに変換して分析する際にテープ起こしを行うことがあります。学術研究会や討論会にて録画されたテープを文字起こしすることも多いでしょう。

  • 医療や法務

医師の診断や治療方針、法的証拠など、専門的かつ重要な内容もテープ起こしで記録されます。これにより、後から確認や共有、証拠としての整合性が保たれます。

  • プライベート

個人的な用途でのテープ起こしも増えています。例えば、旅行のビデオや家族のイベントを記録したものをテキストに変換し、日記やブログ、SNSでシェアする際に活用できます。

  • メディア制作

YouTube動画や映画などを作成する際、台本などのスクリプトを作成する上で、参考にするために事前に録音しておいた音声データを、テープ起こしするなどして活用することがあります。

以上のように、テープ起こしは多くの場面で利用されています。専門的なスキルや設備が必要な場合もあるため、目的に応じて適切なテープ起こしサービスを選ぶことが重要です。

【比較表】テープ起こしの費用相場

テープ起こしサービスの相場は、データの内容や納期日数、料金の計算方法によって変化します。以下の各表を参考にしてください。

時間単価および文字数単価の相場

単価種別 相場 60分あたりの相場
時間単価 200~300円(1分) 12,000~18,000円
文字数単価 1.0~1.5円(1文字) 14,000~21,000円

テープ起こしの費用算出方法は時間単価もしくは文字数単価で計算する場合がほとんどです。

時間単価で計算する場合、1分区切りで計算することが多く、秒数は切り捨てられることが多い傾向にあります。

人間が一般的な速度で話した場合、60分で話す言葉は14,000字前後です。

そのため、話すスピードが遅く、会話内容がそこまで多くない場合は文字数単価で算出される傾向があります。

ただし、インタビューなどの内容を整文まで行い、掲載先と同じ形に編集する場合などは、文字単価2.0円や3.0円で計算されることもあるでしょう。

仕上げ方法による費用の加算

仕上げ方法 内容 加算金額
素起こし 音声をそのまま全て文字に起こす なし
ケバ取り 相づちや言い淀み、会話内における言い間違いなどを省略する形 2割増
整文 掲載先の用途に合わせて文章を編集する形 2割増

ケバ取りは「うんうん」「あー」「えっと」など会話の間に挟むフィラー、会話中に言い間違えた内容など、本来の会話内には不必要な箇所を削除、省略していくため手順が増えます。

整文は口語を文語にする、「です・ます調」にするなど、丁寧な文章に書き換えを行うため、さらに手順が増加する仕上げ方法です。

納期の違いによる費用の加算

日数 加算金額
中2~3営業日 基準
1日短縮 3~4割増
翌営業日 2倍

一般的に60分のデータのテープ起こしを依頼する場合、中2~3営業日をいただいている業者が多い傾向にあります。

そして、1日短縮するごとに3~4割加算されることが多いです。

翌営業日には納品してほしいなど、さらに速度を重視する場合はその分費用も倍以上となることが多いでしょう。

専門性による費用の加算

タイプ 加算金額
専門的内容(医学や法律など) 2~3割増
外国語 5割増~2倍

医学関係や法律関係といった、専門的な知識を有する作業者の対応が必要となる場合は加算されることが多いでしょう。

外国語のテープ起こしをする場合は、さらに料金が加算します。外国語をテープ起こしできる人は希少なため、相応の値段がするものだと認識しておくべきです。

何度もやり取りをしている業者の方などが相手なら大丈夫だとは思いますが、あまり値引き交渉はおすすめできません。

テープ起こしのプロに仕事をお願いする以上、相応の報酬を支払わなければならないことを忘れないようにしましょう。

テープ起こし代行会社を選定する際の注意事項

テープ起こし代行会社を選定する

実際にテープ起こしを依頼する際、注意すべき点を紹介します。

秘密保持契約

依頼する内容が社外秘であったり、部外秘であったりする場合は、事前に秘密保持契約を締結しておくことをおすすめします。

個人のフリーランスなどよりも法人の業者のほうが、情報漏洩やセキュリティの対策がより考えられていることがあるでしょう。

法人の業者を選ぶ際も、その法人が専門業者にさらに外注していないか事前に調べておくことで、さらに情報漏洩のリスクを減らすことへ繋げることが可能です。

費用

費用に関しては事前に細かく取り決めをしておくことをおすすめします。

時間単価で計算する場合は1分単位で計算するのか、秒数は繰り上げるのか、もしくは繰り下げるのかなど、事前に細かく決めておかないと、業者との間に齟齬が生まれてしまう可能性があります。

費用の算出方法については、業者ごとに細かい取り決めがされているため、疑問に思った点は相談するなどして、疑問点、問題点は解決させてから契約に移るよう心がけましょう。

納期

納期に関しても費用と同様です。

日数のカウント方法など業者の取り決めを事前に確認しておき、疑問点などは解決させてから契約に移るよう心がけてください。

納期を伸ばすことについては、特に問題もないはずですが、納期を短くすることは、業者へ作業速度を上げるお願いをすることになります。

業者によっては取り扱っていない場合が多く、融通が利く場合であっても、特急料金として料金が加算されることを念頭に置いておきましょう。

メディア・仕様変更

提供するメディアの品質には十分注意するようにしましょう。

劣化が激しい場合や、会話内容が十分に聞き取れないデータであった場合、料金が加算されたり、引き受けてくれなかったりする可能性も出てきます。

そのほか、スマートフォンや携帯電話などをそのまま業者に渡すことのないようにご注意ください。

業者側も個人情報保護法の観点より預からないように規則を作っていることがほとんどです。

上述したさまざまな注意事項を確認した上で契約を結んだあとに、仕様変更をお願いするのは可能な限り避けるようお願いいたします。

納期を早めたり、仕上がり方法をケバ取りから整文に変更したりするなど、仕様変更については業者によっては取り扱ってくれない場合もあります。

取り扱って下さるとしても、追加料金がかかることがほとんどです。

テープ起こしの費用を抑えたい場合

テープ起こしを業者に頼むと費用がかさむため、個人間でやり取りを行いたい場合や、自身でテープ起こしを行いたいと考える人もいるでしょう。

本項では一例を紹介します。

個人事業主にお願いする

クラウドソーシングサービスを利用すれば個人事業主やアルバイトをしている人とやり取りをすることができます。

個人であれば1分100円から請け負って下さる方もいらっしゃるため、費用を抑えることができるでしょう。

品質などについては、個人の技量に左右されやすいため、事前にサンプルデータを見せていただくなどして、技量をチェックしておくことも大切です。

AI文字起こしツール「Notta」を利用する

Notta

自身でテープ起こしを行う場合は、文字起こしツールを導入することをおすすめします。

ここでは、AI文字起こしツールNottaを紹介させていただきます。

Nottaは高精度の音声認識とAI要約機能を搭載した文字起こしサービスです。Web版・アプリ版どちらにも対応し、ご自身でお持ちのノートパソコンや携帯電話をそのままデバイスとして使用できます。

Nottaを利用することで文字起こしの「素起こし」をほぼ自動で行うことができます。

人の手でテキスト内容を確認する必要はありますが、30分前後の音源であれば、ものの2,3分でテキスト化できるため、作業時間を大幅に短縮することに繋がります。

また、PCを使用して音声変換や編集を手軽に行うことができるため、Nottaの操作画面を開いたまま「ケバ取り」へ移行することも可能です。

Notta

可能な限り外注費は削減したいと考えているのであれば、ぜひ一度文字起こしのツールのひとつとして、利用してみてください。

音声を一分で自動的にテキスト化!

会議やオンライン研修など、さまざまなシーンで手軽にご利用いただけます。

Googleドキュメントでの文字起こし

よくあるご質問

文字起こし 1時間 いくら?

1時間分の音声データの場合、時間単価であれば12,000~18,000円が相場です。文字数単価であれば14,000~21,000円が相場です。

文字起こしを外注する相場はいくらですか?

素起こしを仮定した場合、音源1分あたり200円前後が相場です。

文字起こしは1文字いくらですか?

文字数単価で計算した場合、14,000~21,000円が相場です。

1時間の文字起こしで何文字くらいになりますか?

人間が一般的な速度で話した場合、60分で話す言葉は平均して14,000字と言われています。そのため、1時間の文字起こしで14,000字前後になると想定されます。

まとめ

テープ起こし作業自体は自身でも行うことが可能です。その分テープ起こし作業にかかる時間も増加してしまいます。

納得のいく相場であれば、業者や個人事業主にお願いをしてしまうのもひとつの手です。

自身が本当にやるべき業務に集中するためにも、積極的にテープ起こしサービスを利用していきましょう。

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