翻訳できる文字起こしツール

翻訳もできる文字起こしアプリ・サービス9選【裏技アリ】

文字起こしアプリとは、音声を認識して文字として書き起こしてくれるアプリのことです。耳だけでは聞き逃してしまう情報も、テキスト化すればより深く理解できます。書き起こされたデータは一般的にアプリ内で保存でき、リンクを発行して共有できる機能がある場合も。そんな文字起こしアプリの中には、翻訳機能が搭載されているものもあります。本記事では、翻訳もできるおすすめ文字起こしアプリやサービスについて解説しました。

文字起こしとは?

音声データをテキストデータに変換する作業を「文字起こし」といいます。基本的に人間が音声データを聞いて、手動でテキスト化するのが一般的ですが、最近ではAIの音声認識機能を使って自動で行う方法もメジャーになってきました。

一言で文字起こしといっても、作業内容はいくつかあります。例えば、音声データをそのままテキスト化する「素起こし」や意味のない音は省く「バリ取り/ケバ取り」、そして読みやすい文章に整える「整文」などです。文字起こしアプリは自動でテキスト化してくれる身近なツールで、個人向けの他に企業向けに活用されています。

 

音声翻訳アプリと翻訳もできる文字起こしアプリとの違い

文字起こしアプリの中には、翻訳もできる文字起こしアプリといった便利なものがあります。音声翻訳アプリは外国語音声を翻訳して結果に表示してくれるアプリで、翻訳機能付き文字起こしアプリは、聞いた英語をそのまま文字起こししたり、英語を日本語に翻訳して文字起こししたりできるものです。

つまり、翻訳アプリは訳したら終わりですが、翻訳機能付き文字起こしアプリなら、翻訳された文章が書き起こされて保存できるため、文字検索や斜め読みで情報を拾うなんてこともできますし、動画に字幕を複数言語追加したい時にも、簡単に行えるため便利です。

音声翻訳アプリ 翻訳機能付き文字起こしアプリ
元言語表示 ×
翻訳結果表示
複数話者対応 ×
翻訳内容保存 アプリによる
全体から特定の内容を探す ×

  

音声翻訳・文字起こしスマホアプリ9選

ここでは翻訳もできるおすすめ文字起こしアプリを紹介します。

 

翻訳もできるおすすめ文字起こしアプリ

翻訳付き文字起こしアプリを使えば、英語→日本語や日本語→英語に翻訳しながらテキスト化できるため、国際会議や研修のときにサポートアイテムとして活用できます。

1.Notta

Notta

Nottaは豊富な音声入力オプションに対応している文字起こしアプリ。マイク入力もできるため、リアルタイムで文字起こしができます。Nottaにはフリー、プレミアム、ビジネスの3プランが用意されており、プレミアムは個人用の有料プランで、1,317円 / 月(年払い)、ビジネスは1ユーザーからのプランで、2,508円 / 月からです。ZoomやNotionと連携して使えたり、単語登録機能があったりと、機能面が充実。書き起こしたデータはタップするだけで再生できるため、ICレコーダーのように頭出しする必要もありません。Nottaは世界58カ国に対応しており、日本語だけでなく英語や中国語、韓国語、ブルガリア語など主要なものからマイナーなものまで対応しています。

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58言語に対応する文字起こしツールNottaは、英語、韓国語、中国語などの音声を文字起こし・翻訳できます。

Notta文字起こし
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2.Otter

Otter

 

Otterはアメリカの企業が開発した文字起こしアプリで、マルチデバイスに対応している特徴があります。例えば、スマホとパソコンで同じアカウントにログインすると、スマホで録音しながらパソコンで文字起こしを確認することも。Otterは毎月600分まで無料で使えるほか、有料のプランも用意されています。プレミアムプランは月々1,400円になりますが、毎月6,000分まで利用可能です。ただし、現在英語にしか対応しておらず、日本語などの文字起こしはできません。そのため、英語の文字起こしがしたい場合に便利なツールとなっています。

3.Group Transcribe

Group Transcribe

 

Group TranscribeはMicrosoft(マイクロソフト)がリリースした、IOS限定の文字起こしアプリです。AIが文字起こしを一瞬で行ってくれるのが特徴で、話した瞬間から文字起こしが開始されます。基本的に料金がかからず完全無料で使えるのが最大の魅力。無料の上に広告も入らないため、使える場面がたくさんあります。ただ、専門用語などには弱い印象があるため、会議などの記録を取る補助として使用するのがおすすめです。80以上の国と地域で使われている言語に対応しており、日本語や英語はもちろん、ロシア語、スペイン語、スロバキア語といった言語でも使えます。

 

4.音声をテキストに変換する - Speechy

音声をテキストに変換する - Speechy

音声をテキストに変換する - Speechyは、音声入力に特化したシンプルなUIが特徴のアプリです。音声入力ボタンを押して話すだけで、音声のテキスト化ができます。説明書いらずで直感的に使えるため、メモを残しておきたいときなんかにも便利ですね。基本無料で利用できますが、980円の有料版を購入することで、入力時間無制限になったり、保存後の追加編集ができたりします。38カ国語に対応しており、日本語、英語、フランス語、スペイン語、ポルトガル語、イタリア語、ドイツ語といった主要な言語には大抵翻訳可能です。

 

5.音声を文字起こし 変換 Texter(テキスター)

音声を文字起こし 変換 Texter(テキスター)

音声を文字起こし 変換 TexterはIOS専用の文字起こしアプリです。特徴的なのは音声だけでなく、PDFや動画、手書き文字からも読み取ってテキスト化してくれるところ。基本無料で使えるアプリですが、プレミアムプランがM、M+、Yと3つ用意されています。Mは月1,000円で3時間の音声文字起こし、M+は月3,000円で10時間の音声文字起こし、Yは6,000円で利用できるビジネスプランです。iOSでサポートしている全ての言語に対応しているため、日本語はもちろん、英語や韓国語、中国語といったよく使われる基本的な言語は全て文字起こしできます。

音声翻訳ができるおすすめアプリ

音声翻訳ができるアプリを持っていると、海外旅行や国際交流など、単語が分からず伝えられないときなど、咄嗟にアプリを開いて話しかけるだけで翻訳してくれるため便利です。

1.Google翻訳

Google翻訳

Google翻訳は名前の通りGoogleが提供している翻訳ツールです。ブラウザで利用できるほか、アプリ版も用意されています。アプリ版ではカメラを使って画像を読み取れば、画像からも翻訳が可能です。海外旅行にいったとき、読めない看板をアプリ版Google翻訳で読み取って、日本語に翻訳するなんてこともできます。ブラウザでも利用できるだけあって、基本無料で使えるのが嬉しいGoogle翻訳。世界100以上の言語に対応しており、主要な言語であれば確実に翻訳できるのも嬉しい点です。

2.DeepL翻訳

DeepL翻訳

DeepL翻訳は2017年にサービスを開始した翻訳ツールです。ドイツで開発されたもので、巷ではGoogle翻訳よりも精度が高いと言われています。基本無料で使えますが、月額750円〜の有料プランに加入すると、翻訳できるファイル数が増えます。ただし、どのプランでも翻訳できる文字数に制限はありません。DeepL翻訳は精度が高いため、翻訳した文章をそのまま使えることも多く、業務効率upを測れるツールとしても活躍できます。実際、英語が分かるバイリンガルスタッフがいる会社でも、翻訳に時間がかかっていた作業をDeepL翻訳で行うことで効率が上がったといいます。

 

3.Papago - AI通訳・翻訳

Papago - AI通訳・翻訳

LINEの親会社が開発したPapago - AI通訳・翻訳は、テキスト、音声、会話、画像から翻訳できるツールです。Papagoとはエスペラント語でオウムを意味しています。基本無料で使えるため、ダウンロードしておけば必要なときにいつでも使えるのが便利。韓国語・英語・日本語・中国語・スペイン語・フランス語・ベトナム語・タイ語・インドネシア語・ロシア語・ドイツ語・イタリア語など、全13ヶ国語に対応しており、精度も高め。他の翻訳ソフトでは翻訳できない内容もPapago - AI通訳・翻訳ならきれいに翻訳できることが多いです。

 

4.ミラクル音声翻訳機 - 70言語以上対応

ミラクル音声翻訳機

ミラクル音声翻訳機はボタンを押すだけで音声入力ができるシンプルな翻訳アプリです。無料でダウンロードできるアプリで、基本全ての機能を無料で使えます。例えば、海外旅行などすぐに翻訳したいときに、本アプリを使ってボタンを押し、日本語で話しかければ英語など70言語へスピード翻訳できます。実際に対応している言語は英語、中国語、日本語、韓国語など主要なものからトルコ語、チェコ語、デンマーク語、オランダ語といったニッチなものまで幅広いので、大抵の言語は翻訳できますよ。

Web上の音声を簡単に文字起こし・翻訳する方法

ここまで、リアルタイム音声や音声ファイルを文字起こし・翻訳できるツールを紹介しました。しかし、YouTubeやSpotify、オンライン講座などのウェブ上の外国語の動画をテキスト化して、そのまま翻訳したいと思ったことはないでしょうか?残念ながら、ここまで紹介したツールでウェブ上の音声の文字起こし・翻訳に対応したものは多くありません。

しかし、NottaのChrome拡張機能を使えば、ウェブ上のあらゆる音声を簡単に収録・文字起こし・翻訳することができます。Notta拡張機能は無料で利用でき、ウェブ上でお気に入りの動画や音声を見つけたら、その場ですぐに自動で文字起こし・翻訳ができるためとても魅力的です。その手順は以下の通りです。

1.Chromeウェブストアにアクセスし、Notta拡張機能を検索して選択します。

Notta拡張機能

2.「Chromeに追加」を選択します。

Chrome

3.ポップアップが表示されたら、「拡張機能を追加」を選択します。

Notta拡張機能

4.アドレスバーの横にある「拡張機能アイコン」を選択し、Notta拡張機能の「固定アイコン」を選択してツールバーにNotta拡張機能を固定します。

固定

5.文字起こししたいWebページにアクセスし、アドレスバーの「Nottaアイコン」を選択します。文字起こし言語(今回の場合は英語)を選択し、「このページの録音を開始します」をクリックします。

文字起こし

6.「◾️」アイコンを選択すると、録音が停止します。

文字起こし停止

7.文字起こししたデータを翻訳する機能はNottaアプリ版でのみ利用できます。Nottaアプリ版のホームで英語のテキストデータを確認し、右上の「・・・」マークをクリックします。

マーク

8.「翻訳」をクリックします。

翻訳

9.「翻訳先の言語を選択」をクリックし、日本語を選択します。

翻訳

10.すぐに文字起こししたテキストデータが日本語に翻訳されます。

テキストデータ

参考記事:

翻訳アプリの最前線!おすすめ12選と長時間を翻訳する方法

【2023年最新】カテゴリ別に翻訳サイト・ツールおすすめ20選をご紹介!

まとめ  

翻訳機能付きの文字起こしツールを使えば、外国語音声情報が慣れ親しんだ日本語に変わります。同じ内容でも耳で聞くより目でみた方が早く理解ができますよね。Nottaは58カ国語に対応している文字起こしアプリです。数多くの言語に対応しているだけでなく精度も非常に高いため、多言語会議や打ち合わせの際、内容を可視化するのに役立ちます。ぜひビジネスシーンや語学学習シーンでNottaの翻訳文字起こし機能を活用してみてください。 

Web会議 文字起こし

会話を句読点も自動的に入れてテキスト化

Nottaが選ばれる理由は?

①人手による時間と人件費が大幅に削減。

②日本語に特化した最先端AI音声認識技術。英語、スペイン語、中国語にも対応。

③wav、mp3、m4a、caf、aiff、avi、rmvb、flv、mp4、mov、wmv、多様な音声・動画ファイル形式に対応する。

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