PC上でMP4動画を文字起こしする方法まとめ!Windows・Macにて無料で行う方法や、文字起こしツールを使う方法を紹介
近年はオンラインでのセミナーや講義をすることが増え、MP4動画を保存して共有する機会が多くなってきました。
講義動画の内容などを理解しやすくするためには字幕をつけることが効果的ですが、手作業で文字起こしをすると、膨大な時間がかかってしまったという人もいるでしょう。
そこで本記事では、PC上にて簡単に自動で文字起こしする方法を紹介。Windows・MacそれぞれのOSにて無料で文字起こしする方法や、文字起こしツールを使う方法などを具体的に解説しますので、ぜひ参考にしてください。
【Windows】PC上でMP4動画を無料で文字起こしする方法
WindowsでMP4動画の文字起こしをする場合は、無料のオンラインドキュメントエディタである「Googleドキュメント」の音声入力機能を活用し、文字起こしする方法がおすすめです。
音声入力機能は通常マイクを通して話す音声を入力しますが、PCで再生している音声を直接認識させるように設定することで、動画や音声ファイルを文字起こしできるようになります。
そのまま使用するとスピーカーから再生される音声をマイクがうまく拾わないため、PCの音を録音したり配信したりする機能である「ステレオミキサー」を活用します。
手順は以下のとおりです。
1.タスクバーのスピーカーアイコンを右クリックし「サウンドの設定」をクリック
2.下にスクロールし「サウンドの詳細設定」をクリック
3.「録音」タブの「ステレオミキサー」を右クリックし「有効」をクリック
4.ステレオミキサーに「準備完了」が表示される
5.Googleドキュメントを開き「ツール」タブの「音声入力」をクリック
6.文字起こししたい音声を再生した後、マイクアイコンをクリック
7.自動で文字起こしが始まります
【Mac】PC上でMP4動画を無料で文字起こしする方法
Googleドキュメントの音声入力とステレオミキサーを併用する方法は便利ですが、macOSにはステレオミキサーが存在しないため、この方法を用いることはできません。
そこで代案としておすすめしたいのが、ステレオミキサーの代わりに「BlackHole」という仮想オーディオドライバを使用する方法です。
「BlackHole」はもともとMacに備わっているものではなく、外部サイトからダウンロードする必要がありますが、ステレオミキサーと同じ働きをするツールとして重宝します。
インストールの手順は以下のとおりです。
1.BlackHoleのダウンロードページにアクセスし「I can’t afford to donate」をクリック
2.メールアドレスと名前を入力し「Send Link to Download」をクリック
3.入力したメールアドレスに届いたリンクをクリック
4.好きなバージョンをクリック
5.ダウンロードしたファイルをダブルクリック
6.画面に従って「インストール」する
7.インストールが完了しました。
インストールが完了したら、macOSに標準搭載されているアプリ「Audio MIDI設定」にて設定を行いましょう。
詳しい設定手順は、こちらの記事でも紹介しています。
参考記事:字幕作業が簡単に!動画から文字起こしする方法【Mac編】!
あとはMP4動画ファイルなどを再生した状態でGoogleドキュメントの音声入力を行えば、自動で文字起こしされます。
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PC上でGoogleドキュメントの音声入力を使用する場合の注意点
できるだけコストをかけずに文字起こししたい人にとって、使い勝手がいいGoogleドキュメントを活用した文字起こし方法。
しかし設定が少し複雑であるため、PCに慣れていない人だと、文字起こしに余計な時間がかかってしまう可能性もあるでしょう。
また、それぞれのツールが文字起こしに特化したものではないため、問い合わせ先などがない点も注意点の1つ。動作がうまくいかないなどの問題があっても、基本的に自分で解決しなければなりません。
Googleドキュメントの音声入力機能を使う場合は上記のような注意点があることを踏まえ、必要に応じて使い勝手のいい文字起こしツールなどを使うことも検討するといいでしょう。
MP4動画の文字起こしにはNottaの利用が便利!
PC上で設定を行う手間を省きたい人や、文字起こしをする上で効率性を重視する人などには、AI音声認識を駆使した文字起こしツールを使用することをおすすめします。
「Notta」には、MP4動画ファイルをアップロードするだけで自動で文字起こしを行う機能が備わっており、活用することで作業時間を大幅に短縮できます。
使い方は以下のとおりです。
1.Nottaのダッシュボード右側にある「インポート」をクリック
2.文字起こし言語を選択し、文字起こししたい音声ファイルをドラッグ&ドロップ
3.自動で文字起こしデータが作成されます
文字起こしが完了したら内容を確認し、必要に応じてタグ付けや編集などを行うといいでしょう。
また、Nottaはリアルタイムでの文字起こしも可能なため、会議などをその場で録音しテキスト化することもできます。
データをさまざまなファイル形式でエクスポートする機能や、Googleカレンダーとの連携機能なども搭載されており、文字起こし後のファイル共有や予定の管理なども簡単です。
無料で体験できるプランもありますので、お気軽に試してみてください。
まとめ:便利なツールなどを使って効率良く文字起こしをしよう
近年、リモートワークやオンラインセミナーなどが増加していることから、動画の文字起こしの需要は高まっている傾向にあります。
作業を効率良く終わらせるためにも、MP4などの動画を文字起こしする場合は、自動で字幕起こしができるツールや方法などを使ってみるといいでしょう。
使用しているパソコンや状況などにあわせて、スムーズに文字起こしできる方法を探してみてください。